電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

N07030

タイトル(和文)

キャニスタ系使用済燃料貯蔵施設におけるSCC対策(その1)-塩分流入対策技術およびSCC評価-

タイトル(英文)

Measures of stress corrosion cracking in the canister storage facility of spent nuclear fuel(Vol.1)- Development of salt particle collection device and evaluation of SCC -

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

中間貯蔵施設は、キャスクの熱による自然冷却システムが採用されている。海岸付近に建てられたコンクリートキャスクの貯蔵施設では、塩分を含む空気が施設内に流入し、キャニスタのSCCを引き起こす原因となる。
本研究では、自然冷却を阻害しない低圧損で流入塩分を低減できる塩分流入対策を施設の給気口に設置する方法を提案した。 基礎実験および現場試験において、この装置の効果を評価した。
キャニスタの健全性評価に必要なデータを継続取得した。キャニスタ候補材は54,300hの定荷重試験によっても破断しなかった。

概要 (英文)

A natural cooling system is adopted for interim storage facilities of spent nuclear fuel. At the storage facilities of concrete
casks built near the seashore, the air including the sea salt particles goes into the concrete casks and could cause SCC to the
canister made of stainless steel.
In this study, we proposed a salt particle collection device with a low flow resistance which does not interfere the air flow into
the storage facility. The effect of the device was evaluated quantitatively in basic experiments and in the field tests.
Data to demonstrate integrity of canister have been continuously obtained. Candidate canister materials did not fail by constant
load test until 54,300h.

報告書年度

2007

発行年月

2008/05

報告者

担当氏名所属

竹田 浩文

地球工学研究所 バックエンド研究センター

谷 純一

材料科学研究所 機能・機構発現領域

キーワード

和文英文
使用済燃料 Spent Nuclear Fuel
コンクリートキャスク Concrete Cask
キャニスタ Canister
応力腐食割れ Stress Corrosion Cracking
塩分捕獲 Salt Particle Collection
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