電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

N06004

タイトル(和文)

金属キャスク落下時瞬時漏えい評価-実物大金属キャスク落下試験-

タイトル(英文)

Evaluation of Instantaneous Leakage from Metal Cask under Drop Accident - Drop Tests by Full-scale Metal Cask -

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

金属キャスクの落下事故評価に対する試験や解析は、今までに多く行われているが、落下時の衝撃によるボルトの緩みや蓋の横ずれによるガスケット部からの瞬時漏えい量は、計測された例かない。本研究では、貯蔵施設内での落下事故を想定して、緩衝体の付いていない実物大金属キャスクの落下試験を実施した。また、キャスクの落下面としては、コンクリート床版を設置した。試験は、水平1m落下試験および後部トラニオンを回転中心とした1m回転衝突試験の2ケースを実施した。これらの落下試験において、瞬時漏えい率を計測した結果、両ケースにおいて、ガスケットからの総漏えい量は、微少であることが分かった。

概要 (英文)

Although there have been a lot of tests and analyses reported for evaluation of drop accidents of metal casks, no quantitative measurement has ever been made for any instantaneous leakage through metal gaskets at the drop impact due to loosening of the bolts in the containments and lateral sliding of the lids.
The drop tests of a full scale metal cask without impact limiters were carried out with simulating drop accidents during handling in a storage facility. The target was designed to simulate a floor of a reinforced concrete in the facility. The first test was a horizontal drop from 1 meter above the ground. The second test was to simulate a rotational impact around an axis of a lower trunnion of the cask from the horizontal status at an elevation of 1 meter.
Instantaneous leak rates were quantitatively measured at the drop tests. The amount of leakage was insignificant in both cases. The relationship between the maximum sliding displacement of the lid and the leak rate was obtained.

報告書年度

2006

発行年月

2006/12

報告者

担当氏名所属

竹田 浩文

地球工学研究所 バックエンド研究センター

影山 典広

地球工学研究所 バックエンド研究センター

亘 真澄

地球工学研究所 バックエンド研究センター

園部 亮二

地球工学研究所 バックエンド研究センター

白井 孝治

地球工学研究所 バックエンド研究センター

三枝 利有

地球工学研究所

キーワード

和文英文
金属キャスク Metal Cask
落下試験 Drop Test
横ずれ Lateral Sliding
漏えい率 Leak Rate
金属ガスケット Metal Gasket
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