電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

N04029

タイトル(和文)

コンクリートキャスクの実用化研究 -通常時の除熱試験-

タイトル(英文)

Study on Concrete Cask for Practical Use - Heat Removal Test under Normal Condition -

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

二種類の実物大コンクリートキャスクを用いて、冷却性能の確証試験を実施した。ここでは、除熱試験の内の通常時条件での試験結果について記すものである。本試験では、貯蔵期間をパラメータとした際の除熱性能およびキャスク構成機器の健全性に関わるデータを取得した。なお、貯蔵期間に応じた崩壊熱の変化は、電気ヒータ出力を変化させることにより模擬した。 RC製キャスク、CFS製キャスクのそれぞれに対して、貯蔵初期(貯蔵0年:発熱量22.6kW)、貯蔵中期(貯蔵20年:発熱量16kW)、貯蔵末期(貯蔵40年:発熱量10kW)を模擬した試験を行い、コンクリートキャスク各部の温度制限値に対する定量的な温度データおよび除熱解析に必要な定量的な熱の収支バランスデータを取得し、評価した。

概要 (英文)

Heat removal tests using two types of full-scale concrete casks were conducted. This paper describes the results under normal condition of spent fuel storage. In the tests, data on heat removal performance and integrity of cask components were obtained for different storage periods. The change of decay heat of spent fuel was simulated using electric heaters. Reinforced Concrete cask (RC cask) and Concrete Filled Steel cask (CFS cask) were the cask specimens. The levels of decay heat at the initial period of 60 years of storage, the intermediate period (20 years of storage) , and the final period (40 years of storage) correspond to 22.6kW,16kW and 10kW, respectively. Quantitative temperature data of the cask components were obtained as compared with their limit temperature. In addition, heat balance data required for heat removal analyses were obtained.

報告書年度

2004

発行年月

2005/06

報告者

担当氏名所属

竹田 浩文

地球工学研究所バックエンド研究センター

亘 真澄

地球工学研究所バックエンド研究センター

白井 孝治

地球工学研究所バックエンド研究センター

三枝 利有

地球工学研究所

キーワード

和文英文
コンクリートキャスク Concrete Cask
除熱試験 Heat Removal Test
通常時条件 Normal Condition
流速測定 Velocity Measurement
温度分布 Temperature Distribution
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