電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

※ PDFのファイルサイズが大きい場合には、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。 ダウンロードは1回のクリックで開始しますので、ダウンロードが完了するまで、複数回のクリックはなさらないようご注意願います。

電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

N04018

タイトル(和文)

切断した鉄筋コンクリートブロックの接合方法に関する提案

タイトル(英文)

Development of connecting method for mechanically cut reinforced concrete blocks

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

解体により発生したコンクリート廃棄物を、合理的に処分、再利用する技術として、構造物から切り出した鉄筋コンクリート製ブロックを接合し、構造部材として再使用する方法を提案した。提案方法は、ブロック接合面を鉄筋で軸方向に連続化し、接合部の外周に繊維シートを巻き付けて補強する方法である。提案方法により製造した部材の耐荷性能は、実験および数値解析から、連続構造部材と同等であることが明らかとなった。また、鉄筋コンクリート製の擁壁の建設コスト試算においても、提案方法を用いる計画は、新規建設や解体物を再利用する計画よりも安価であることがわかった。

概要 (英文)

The purpose of the study is to develop a practical method of disposing and recycling in dismantled reinforced concrete structures. We have devised a new method in which mechanically cut reinforced concrete blocks are connected and they are reused as a structual beam. In this method, concrete blocks are connected with several steel bars and the connected surface is wrapped with a fiber sheet. We verified that the load capacity of renewal beams was considerably large as same as that of continuous structual beams on the basis of experimental as well as numerical analysis results. As far as construction cost of reinforced concrete walls are concerned, we demonstrated that the cost of this method is slightly lower than that of the plan to use new and recycle materials.

報告書年度

2004

発行年月

2005/02

報告者

担当氏名所属

西内 達雄

地球工学研究所構造工学領域

廣永 道彦

地球工学研究所バックエンド研究センター

キーワード

和文英文
鉄筋コンクリートブロック Reinforced concrete block
切断 Mechanical cutting
接合 Connection
耐荷性能 Load capacity
経済性 Economic efficiency
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry