電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

N04013

タイトル(和文)

セメント硬化体の熱影響に関する検討 -- 温度65℃におけるセメント系材料の変質状況について --

タイトル(英文)

Study on cement materials effected by heat with cement specimens.

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

低レベル放射性廃棄物の余裕深度処分(第3期埋設処分)では、Co-60の崩壊熱等により廃棄体が発熱する。 しかし、セメント系材料に熱が作用した場合の変質状況は、未だ明らかにされていない。これらのことから、セメント系材料の熱による影響程度を把握し、核種移行抑止機能に与える影響を適切に評価した上で、処分施設の合理的設計・評価に寄与することが必要となる。 本研究では、温度65℃の環境下に8週間放置したセメント硬化体を用いて各種分析により、その変質状況をとりまとめたものである。

概要 (英文)

In the disposal of low level radioactive waste(Ⅲ), an abandonment object generates heat with the collapse heat of Co-60 etc. However, we are anxious about cement system material deteriorating and those functions falling under the exothermic influence of an abandonment object. However, the deterioration situation when heat acts on cement system material is not yet clarified. It is necessary to contribute to a rational design and evaluation of a disposal institution, after evaluating appropriately the influence which grasps the influence grade by the heat of cement system material, and it has on a nuclide shift deterrence function from these things. In this research, the deterioration situation is adjusted by various analysis using the cement hardening object left for eight weeks under environment with a temperature of 65 degrees C.

報告書年度

2004

発行年月

2004/11

報告者

担当氏名所属

廣永 道彦

地球工学研究所バックエンド研究センター

蔵重 勲

地球工学研究所バックエンド研究センター

井元 晴丈

地球工学研究所バックエンド研究センター

キーワード

和文英文
セメント cement
heat
水和物 hydrate
変質 deterioration
細孔径 distribution
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