電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

M07004

タイトル(和文)

MCFC過負荷特性モデルの開発 -小型単セルによる短時間過負荷試験および動特性モデルの構築-

タイトル(英文)

Model of MCFC performance at overload operation -MCFC performance of bench-scale cells at overload operation and dynamic model of overloaded performance

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

燃料電池発電システムに使用されている系統連系装置は現状、瞬低などの系統異常時には停止する設計となっており、発電装置の信頼性という観点からは、発展途上のレベルにある。溶融炭酸塩形燃料電池(MCFC)は短時間の過負荷対応は原理的に可能であり、この特性を活かす系統連系装置があれば通常の同期発電機と同等の系統異常に強い発電システムを構築できる可能性がある。このため1秒程度のMCFC過負荷特性を小型単セル試験によって把握し、その特性に基づいた過負荷特性モデルを構築する。更に、そのモデルに基づいたMCFCの過負荷耐量を評価し、停電補償あるいは瞬低対策機能を有する系統連係側シミュレーションにおける電池側の仕様を示す。

概要 (英文)

Molten Carbonate Fuel Cell (MCFC) has potential for compensating load for instantaneous voltage drop. To understand overload capacity of MCFC quantitatively, we have carried out overload test of MCFC by bench-scale cells and built a dynamic model of MCFC performance at overload. We also developed the model to be capable of estimating overload capacity of MCFC at any operating condition, including the practical condition on MCFC power plant.

報告書年度

2007

発行年月

2007/08

報告者

担当氏名所属

森田 寛

エネルギー技術研究所 エネルギー変換工学領域

多田 安伸

エネルギー技術研究所 エネルギー変換工学領域

キーワード

和文英文
溶融炭酸塩形燃料電池 Molten Carbonate Fuel Cell
過負荷運転 Overload operation
過負荷耐量 Overload capacity
瞬低対策 Compensation for instantaneous voltage drop
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