電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

M04016

タイトル(和文)

石炭ガス中アンモニアの分解技術の検討 -ニッケル・ルテニウム担持触媒の分解特性-

タイトル(英文)

Study of Ammonia Decomposition in Coal Derived Gas-Decomposition Characteristics of Supported Ni・Ru Catalyst-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

石炭ガス化複合発電の乾式NOx低減技術として、燃料中アンモニアの接触分解技術を検討した。文献調査結果および化学平衡計算による検討結果から、石炭ガス化複合発電に適する接触分解方式を提案した。次に、Ni/Al2O3触媒およびRu/Al2O3触媒を用いて基礎反応実験を行い、Ni/Al2O3触媒が燃料への少量の酸素の添加によって、400~550℃の低温で選択的にアンモニアを分解できること、Ni/Al2O3触媒およびRu/Al2O3触媒が0.9MPa、875℃の条件で、90%のアンモニアを窒素に転換すること、燃料への少量の酸素の添加によって触媒への炭素析出を防止できることを明らかにした。

概要 (英文)

As a dry NOx control technology for coal gasification combined cycle power plants (IGCC), a catalytic decomposition technology of ammonia in fuel gas was studied. Based on literature survey and chemical equilibrium calculation, a catalytic decomposition system for the IGCC was proposed. Fundamental experiments of ammonia decomposition over Ni/Al2O3 and Ru/Al2O3 were carried out. The main results are as follows: (1) Ammonia is selectively decomposed at low temperature (400-550℃) by small amount of O2 addition to fuel over Ni/Al2O3. (2) 90 % of ammonia is converted to nitrogen at 875℃, 0.9 MPa over Ni/Al2O3 and Ru/Al2O3. (3) Carbon deposition is prevented by small amount of O2 addition to fuel.

報告書年度

2004

発行年月

2005/05

報告者

担当氏名所属

小沢 靖

エネルギー技術研究所燃料・燃焼工学領域

栃原 義久

エネルギー技術研究所燃料・燃焼工学領域

渡辺 正敏

エネルギー技術研究所燃料・燃焼工学領域

キーワード

和文英文
石炭ガス化複合発電 IGCC
乾式ガス精製 Hot gas clean up
アンモニア分解 Ammonia decomposition
触媒 Catalyst
石炭ガス化 Coal Gasification
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