電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

H11011

タイトル(和文)

電気自動車のための車載駆動回路を用いた高速交流充電方式の提案と基本動作の実証

タイトル(英文)

Preliminary Demonstrations of an AC Quick Charger Combined with a Motor Driver Used in an Electric Vehicle

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

車載充電器を大容量化した高速交流充電回路を開発した。三相モータ内部のステータコイルや車載IPMがそれぞれ急速充電器の重量部品であるリアクトルやスイッチングデバイスとして働くため、電気自動車(EV)に搭載されるモータ駆動回路で本回路を兼用している。我々は本回路を回生型バッテリ模擬電源へ直結し、力率96%、効率78%で28kWの急速充電が電気回路的に成立することを実証した。本提案により、普通充電を大容量化できれば、EV自体が真に社会インフラの一部となる低コストな電化社会実現が期待される。

概要 (英文)

An AC quick charger, of which the line supplied the same power with a conventional DC charger, was developed. The charger was combined with a motor driver used in an electric vehicle (EV) because three stator coils built in the motor and intelligent power modules (IPM) built in the driver acted as heavy reactors and switching devices in the conventional charger, respectively. We tried to connect the charger directly to a battery simulator, and demonstrated a 28-kW charging with a power factor of 96 % and a power efficiency of 78 % successfully. This technique adds an ability of quick charging to the EV without weight increasing and simplifies a concept of infrastructure.

報告書年度

2011

発行年月

2012/06

報告者

担当氏名所属

名雪 琢弥

電力技術研究所 電力応用領域

福島 健太郎

電力技術研究所 電力応用領域

池谷 知彦

材料科学研究所 先進機能材料領域

根本 孝七

電力技術研究所 電力応用領域

キーワード

和文英文
力率改善 power factor correction
ステータコイル stator coil
普通充電器 AC charger
電気自動車 electric vehicle
スマートシティ smart city
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