電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

※ PDFのファイルサイズが大きい場合には、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。 ダウンロードは1回のクリックで開始しますので、ダウンロードが完了するまで、複数回のクリックはなさらないようご注意願います。

電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

C16008

タイトル(和文)

現場での簡易測定のための家庭用エアコン熱量推定モデルの提案

タイトル(英文)

Development of Heat Estimation Model of Room Air Conditioner for On-Site Measurement

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

背景
実住宅等の現場において、エアコンの熱処理量を精度よく把握できれば、住宅の
断熱性能の推定やエアコンの性能診断等に有効活用できる可能性がある。しかし、
そのために必要な室内機の吹出風量を現場で正確に計測することは難しく、結果的
に現場での熱処理量の把握は困難であった1) 。
目的
現場で室内機の吹出風量を測らずにエアコンの熱処理量を推定するための熱量推
定モデルを提案し、同モデルによる熱量推定の精度と有用性を検証する。
主な成果
1. 熱量推定モデルの構築
現場で計測可能なエアコンの消費電力と室内外の温湿度条件に関する測定値から
エアコンの熱処理量を推定するための熱量推定モデルを、既開発の家庭用エアコン
の消費電力推定モデル[1] 2) を利用して構築した(図1)。
2. 様々な条件での定常状態における精度検証
外部との熱の出入りを遮断した断熱室において、様々な条件にて行った定常運転
試験3) のデータ[1] を用いて、熱量推定モデルによる熱処理量の精度検証を行った
(図2)。その結果、いずれの機種・運転状態においても平均相対誤差14%以内の精度
で推定が可能であることが確認できた(表1)。
3. 実験住宅を用いた非定常状態における有用性の検証
断熱性能の異なる実験住宅においてエアコンの運転状態を経時的に変化させ、熱
量推定モデルによる推定値と部屋の熱損失係数4) から求めたエアコンの熱処理量と
の比較を行った。異なる断熱性能の室において経時的に変動する熱処理量を推定す
ることができ、現場測定に有効活用できることが示唆された(図3)。
今後の展開
住宅断熱性能推定等への活用に向け、現場での熱処理量推定を行うためのシステ
ム化を図る。

概要 (英文)


報告書年度

2016

発行年月

2017/04

報告者

担当氏名所属

主

上野 剛

エネルギーイノベーション創発センター 需要家サービスユニット

共

北原 博幸

トータルシステム研究所

共

宮永 俊之

エネルギーイノベーション創発センター 需要家サービスユニット

キーワード

和文英文
エアコン Room Air Conditioner
熱源特性 Heat Source Characteristic
住宅 Residential Building
熱量 Heat
性能評価 Performance Evaluation
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry