電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

484022

タイトル(和文)

植物試料中の水銀分析法(2)-乾燥による水銀の損失

タイトル(英文)

MERCURY LOSSES DURING DRYNESS AND GRIND OF PLANT SAMPLES

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

乾燥操作における植物試料中の水銀の損失量を見積もるため,マツ,スギ,ヒノキの旧年葉を風乾で1週間,45度Cで3日間,80度Cで24時間,110度Cで8時間それぞれ乾燥した。いずれの場合も水銀の揮散が認められ,乾燥温度が高いほど,乾燥時間が長い程水銀の揮散が大きいことがわかった。45度Cで3日間乾燥は水銀の損失がマツで4%,スギ・ヒノキで6%と見積もられ,損失が比較的小さいので実用上,それほど問題はないと考えられた。乾燥した後の粉砕過程における水銀揮散量を見積った結果,ウィリー,ミル粉砕による損失量は2~3%で凍結粉砕と比較して有意差(5%水準)は認められなかった。従って,粉砕過程における水銀の揮散は無視しうる。

概要 (英文)

MERCURY LOSSES DURING DRYNESS WERE EVALUATEDFOR PINE,CEDER,AND JAPANESE CYPRESS LEAVES.DRYING AT 80 CENTI DEGREE FOR 24 HOURS AND AT 110 CENTI DEGREE FOR 8 HOURS REDUCED MERCURY CONTENTS OF THESE SAMPLES BY 7-16% OF TOTAL MERCURY.DRYING AT 45 CENTI DEGREE FOR 3 DAYS AND AT ROOM TEMPERATURE FOR 2 WEEKS ALSO DECREASED MERCURY CONTENTS BY 0-6%.WE RECOMMEND DRYING AT 45 CENTI DEGREE FOR 3 DAYS AS A PRACTICAL.A MERCURY LOSS DURING GRINDING PINE NEEDLES WAS WITHIN A 3%,AND WAS NEGLIGIBLE.

報告書年度

1984

発行年月

1985/03/01

報告者

担当氏名所属

斉木 博

生物研究所緑地部応用生物研究室

藤原 喬

生物研究所緑地部動植物研究室

キーワード

和文英文
植物試料 PLANT SAMPLES
水銀 MERCURY LOSSES
揮散 DRYING METHODS
乾燥法
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