電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)
報告書データベース 詳細情報
報告書番号
385025
タイトル(和文)
岩盤地下水の水質・同位体調査 ─地下水の年代に関する検討(1)―
タイトル(英文)
INVESTIGATION ON WATER QUALITY AND ISOTOPIC COMPOSITION OF GROUND WATER IN BEDROCK (1)
概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)
深部岩盤地下水流動の解明に関するケーススタデーとして地下発電所の調査抵抗水を対象に水質およびトリチウム,ラドン-222,重水素,酸素-18同位体組成調査を実施した。主な結果は以下のとおりである。1)水質調査の結果は,水-岩石相互作用による水質変化が支配的でイオン交換などによる二次的な変化は起っておらず,短時間で浸透した表流水が比較的多量に混入していることを示している。2)同位体組成調査も同様な結果を示しているとともに,抵抗湧水は1953~63の降水を起源としていることを示唆している。3)今後,坑内湧水の詳細な同位体組成調査により地下水の起源,表流水の混入状況の解明が期待できると考えられる。本研究は,原子力発電施設の安全性評価のための深部広域地下水流動の解明に寄与するものである。
概要 (英文)
THE QUALITY OF WATER AND ISOTOPIC COMPOSITION ON TRITIUM,RADON-222,DEUTERIM AND OXYGEN-18 OF GRAUNDWATER DISCHARGE IN THE ADIT FOR POWER STATION WERE INVESTIGATED. MAIN RESULTS OBSTAIND ARE SUMMARIZED AS FOLLOWS: (1)INVESTIGATION ON THE QUALITY OF GROUND WATER SHOWS THAT THE GROUNDWATER IS INTERMIXED BY COMPARABLE AMOUNT OF SURFACE WATER (2)INVESTIGATION ON THE ISOTOPIC COMPOSITION OF GROUNDWATERALSO SHOWS THE SAME RESULT AS INFERRED FROM WATER QUALITY AND THE GROUNDWATER ORIGIN IS RAIN FALL OF 1953-1963 YEAR. (3)IT IS EXPECTATED THATTHE CHARACTERISTICS OF ORIGIN AND INTERMIXED SURFACE WATER ARE CLEAREDBY DETAILED INVESTIGATION ON TRITIUM,RADON-222,DEUTERIUM AND OXYGEN-18ISOTOPIC COMPOSITION OF GROUNDWATER DISCHARGE.
報告書年度
1985
発行年月
1986/02/01
報告者
担当 | 氏名 | 所属 |
---|---|---|
主 |
本島 勲 |
土木研究所立地部地盤地質研究室 |
キーワード
和文 | 英文 |
---|---|
地下水 | GROUNDWATER |
水質 | WATER QUALITY |
同位体組成 | ISOTOPIC COMPOSITION |