電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

385004

タイトル(和文)

消波ブロック被覆堤ケーソンへの作用力の評価

タイトル(英文)

AN ASPECT ABOUT FORCES WHICH ACT ON A CAISSON TYPE BREAK WATER COVERED WITH ARMOUR UNITS

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

直立堤ケーソンの前部を消波ブロックで被覆して波力や反射波高を低減させる型式の防波堤が臨海発電所の外郭施設として広く使用されている。既往の研究では,この型式の波力低減特性は,水理実験結果から直立堤に作用する波力に低減率を乗ずる方法で設計法を提案している程度であり,波力の伝達機構まで考慮した研究は少ない。本報告では消波ブロック被覆堤に作用する力は次の三分力,すなわち1.直接ケーソンに作用する波力2.消波ブロックの介在でケーソンに作用する波力3.消波ブロックの自重力の三分力に分けられ,これらの分力が間的に変動することを明らかにし,その伝達機構をモデル化した。本研究での考察はケーソンの滑動,ケーソン壁の破壊要因の解明および今後開発される海上立地発電所の防波堤・護岸の合理的設計法に大いに寄与されよう。

概要 (英文)

IN THIS STUDY,ACTING FORCES WHICH WAS RELATED TO FAILURE OF A CAISSON WAS INVESTIGATED EXPERIMENTALLY AND MECHANISMOF TRANSMISSION OF WAVE FORCES TO A CAISSON COVERED WITH ARMOUR UNITS WAS EXPLICATED. AS THE RESULT,IT HAS BEEN DEFINITELY SHOWN THAT A FORCES ACTING TO A CAISSON COVERED WITH ARMOUR UNITS CONSISTS OF (1)TRANSMITTED WAVE FORCE VIA TO GAPS OF ARMOUR UNITS,(2)WAVE FORCE VIA TO ARMOUR UNITS AND (3)LOAD OF ARMOUR UNIT,AND MECHANISM OF TRANSMISSION WAS EXPRESSIBLE BY A FORMULA AS EACH PARTS OF BREAKWATER WAS CONNECTED WITH ELASTIC SPRINGS. SO,A VIEWPOINT ON HYDRAULIC DESIGN OF BREAKWATER WAS PROPOSED.

報告書年度

1985

発行年月

1985/09/01

報告者

担当氏名所属

島田 真行

土木研究所環境部構造水理研究室

キーワード

和文英文
消波ブロック ARMOUR UNITS
波力 WAVE FORCE
耐波浪安定性 STABILITY
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