電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

※ PDFのファイルサイズが大きい場合には、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。 ダウンロードは1回のクリックで開始しますので、ダウンロードが完了するまで、複数回のクリックはなさらないようご注意願います。

電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

383006

タイトル(和文)

グラベルパイルによる液状化防止効果-(その3)衝撃的外力による液状化試験の結果と考察-

タイトル(英文)

EFFECTS OF GRAVEL PILES ON STABILIZING A SAND DEPOSIT SUSCEPTIBLE TO LEQUEFACTION (3) -ON THE RESULTS AND CONSIDERATION OF LIQUEFACTION TESTS BY IMPACT-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

本報告は,地震時に液状化することが予想される飽和砂地盤に礫などの透水性が大きい材料から成る柱(グラベルパイル)を設置して液状化を防止するグラベルパイル工法に関するものである。本報告では,グラベルパイルによる1次液状化防止のメカニズムを明らかにするため,グラベルパイルを設置した模型地盤に対して衝撃的外力による液状化試験を実施した。その結果次のことがわかった。(1)改良地盤及び非改良地盤内に打撃直後に発生する過剰間隙水圧の値が等しいにもかかわらず,過剰間隙水圧消散後の地表面沈下量は改良地盤の方が大きかった。(2)改良地盤内に発生した過剰間隙水圧の消散速度は,同一深度であれば半径方向の距離によらず時間によらずほぼ一定である。このことは,既報において改良地盤内の過剰間隙水圧予測式を誘導する際の仮定が妥当であったことを示している。

概要 (英文)

THIS REPORT IS ABOUT A DESIGNING METHOD OF GRAVEL PILES INSTALLED IN THE GROUND IN ORDER TO PREVENT SATURATED SANDYGROUND FROM LIQUEFYING DURING EARTHQUAKES.IN THIS RESEARCH,LIQUEFACTION TESTS BY IMPACT WERE PERFORMED FOR BOTH AN IMPROVED MODEL GROUND WITHA SINGLE GRAVEL PILE AND AN IMPROVED MODEL GROUND IN ORDER TO INVESTIGATE DISSIPATION PROCESS OF THE EXCESS PORE WATER PRESSURE GENERATED IN THE GROUND.WE FOUND FOLLOWING EXPERIMENTAL RESULTS. (1)THE SURFACE SETTLEMENT OF THE IMPROVED GROUND IS GREATER THAN THAT OF THE UNIMPROVED GROUND TO SOME EXTENT.AND THE SURFACE SETTLEMENT OF THE IMPROVED AND UNIMPROVED GROUNDS ARE CLOSELY RELATED TO THE DISSIPATION RATE OF EXCESS PORE WATER PRESSURE. (2)WE OBTAINED SOME KNOWLEDGE OF THE DISTRIBUTION PATTERN OF PORE WATER PRESSURE IN THE IMPROVED GROUND.

報告書年度

1983

発行年月

1983/08/01

報告者

担当氏名所属

田中 幸久

土木技術研究所地盤耐震部土質研究室

国生 剛治

土木技術研究所地盤耐震部地震波動研究室

江刺 靖行

土木技術研究所地盤耐震部

松井 家孝

土木技術研究所地盤耐震部土質研究室

キーワード

和文英文
液状化 LIQUEFACTION
地盤改良 GROUND IMPROVEMENT
グラベルパイル GRAVEL PILE
排水工法
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry