電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

※ PDFのファイルサイズが大きい場合には、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。 ダウンロードは1回のクリックで開始しますので、ダウンロードが完了するまで、複数回のクリックはなさらないようご注意願います。

電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

382058

タイトル(和文)

グラベルパイルによる液状化防止効果-(その2)グラベルパイルの透水性を考慮した設計法-

タイトル(英文)

EFFECTS OF GRAVEL PILES ON STABILIZING A SAND DIPOSIT SUSCEPTIBLE TO LIQUEFACTION (2) -ON THE DESIGNING METHOD OF GRAVEL PILES WITH FINITE PERMEABILITY-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

本報告は,地震時に液状化することが予想される飽和砂地盤に礫などの透水性が大きい材料から成る柱(グラベルパイル)を設置して液状化を防止するグラベルパイル工法に関するものである。1次液状化防止のためのグラベルパイルの設計方法として現在用いられている唯一のものは,シードらによる有限要素法に基づく方法である。この方法では,グラベルパイルの透水性を無限としているが,グラベルパイルの目詰まりを考えると必らずしもこの仮定が満足されるほど大きな粒径の材料を用いることができるとは限らない。そこで,本報告では,1次液状化防止のメカニズムに対する理論的考察に基づいて誘導した改良地盤内で地震時に生じる過剰間隙水圧の予測式とグラベルパイルの透水性を考慮した圧密理論解に基づき,グラベルパイルの透水性を考慮した1次液状化防止のための設計法を提案した。

概要 (英文)

THIS REPORT IS ABOUT A DESIGNING METHOD OF GRAVEL PILES INSTALLED IN THE GROUND IN ORDER TO PREVENT SATURATED SANDYGROUND FROM LIQUEFYING DURING EARTHQUAKES.IN THIS RESEARCH,AN APPROXIMATE EQUATION OF THE BASIC EQUATION GOVERNING THE GENERATION AND DISSIPATION OF PORE PRESSURE IN A LEVEL GROUND IMPROVED BY GRAVEL PILES WAS OBTAINED UNDER SOME ASSUMPTIONS.AND THIS APPROXIMATE SOLUTION WELL COINCIDES WITH THE SOLUTION OF THE BASIC EQUATION CALCULATED BY FEM.ON THE OTHER HAND,AN EXACT ANALYTICAL SOLUTION OF THE LINEAR CONSOLIDATION EQUATION FOR THE IMPROVED GROUND BY GRAVEL PILES WITH FINITE PERMEABILITY WAS OBTAINED ON CONDITION THAT THE SHAPE OF THE INITIAL EXCESS PORE PRESSURE DISTRIBUTION WAS A TRIAGLE OR A TRAPEZIUM.COMBINING THE RESULT OF THE CALCULATION WITH THE APPROXIMATE EQUATION,THE AUTHORS PROPOSED A DESIGNING METHOD OF GRAVEL PILES CONSIDERING THE FINITE PERMEABILITY OF GRAVEL PILES.

報告書年度

1982

発行年月

1983/04/01

報告者

担当氏名所属

田中 幸久

土木技術研究所地盤耐震部土質研究室

国生 剛治

土木技術研究所地盤耐震部地震波動研究室

江刺 靖行

土木技術研究所地盤耐震部

松井 家孝

土木技術研究所地盤耐震部土質研究室

キーワード

和文英文
液状化 LIQUEFACTION
地盤改良 GROUND IMPROVEMENT
グラベルパイル GRAVEL PILE
排水工法 DRAINAGE METHOD
設計法 DESIGNING METHOD
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry