電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

380044

タイトル(和文)

中央構造線の分布・性状と活動性-紀伊半島中・西部地域における断層露頭の調査および解析-

タイトル(英文)

CHARACTERISTICS AND ACTIVITIES OF THE MEDIANTECTONIC LINE-DESCRIPTION AND ANALYSIS OF FAULT OUTCROPS IN CENTRAL AND WESTERN KII PENINSULA-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

断層活動性の実証的研究の一環として,紀ノ川流域の中央構造線の地表地質調査を実施し,詳細な野外地質記録に基づいて分布・性状および活動性について検討を行った。この結果,結晶片岩類と和泉層群を境する中央構造線および並行する断層破砕帯は,分布地域によりその性状が異なり,これらが同時に活動をくり返して来た一連の断層とは認められず,また,これらのうち衝上型の断層は第四紀後半には活動していないことなどが考えられる。断層活動性評価に際しては,まず,このような現地調査が重要であり,そのケース・スタディとして今後の調査に資するものである。

概要 (英文)

FOR THE PURPOSE OF OBSERVING CHARACTERISTICSAND ACTIVITIES OF THE MEDIAN TECTONIC LINE(MTL) IN CENTRAL AND WESTERNKII PENINSULA,GEOLOGICAL SURVEY HAS BEEN PERFORMED AND FAULT OUTCROPS HAVE BEEN DESCRIBED IN DETAILS. THE RESULTS OBTAINED FROM THE SURVEY ARE AS FOLLOWS; THE MTL AND THE FAULTS EXISTING IN PARALLEL WITH THE MTL WERE NOT ACTIVE IN THE SAME TIME, AND PARTICULARLY THRUST FAULTS AMONG THESE FAULTS HAVE BEEN NOT ACTIVE THROUGH THE UPPER PLEISTOCENE. THIS PAPER IS A REPORT AS A CASE STUDY OF SURVEYING FAULT ACTIVITY. THE SAME METHOD AND RESULTS MENTIONED ABOVE,WILL BE USEFUL TO THE ENGINEERING PROBLEM.

報告書年度

1980

発行年月

1981/03/01

報告者

担当氏名所属

角田 隆彦

土木技術研究所地質部地質第2研究室

佐竹 義典

土木技術研究所地質部地質第2研究室

金折 裕司

土木技術研究所地質部地質第3研究室

キーワード

和文英文
断層 FAULT
断層の活動性 FAULT ACTIVITY
中央構造線 MEDIAN TECTONIC LINE
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