電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

380043

タイトル(和文)

原子力発電所等短周期構造物の耐震設計用地震入力の評価(震源域内の基盤レベルにおける最大速度期待値の近似予測とその確率論的検討)

タイトル(英文)

ESTIMATION ON EARTHQUAKE DESIGN INPUT TO STIFF STRUCTURES SUCH AS NUCLEAR POWER PLANTS (ESTIMATION OF THE EXPECTED NEAR-FIELD MAXIMUM VELOCITY ON BEDROCK AND ITS PROBABILISTIC ASPECTS)

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

震源域内の基盤レベルにおける地震動の予測は,耐震工学・地震工学上きわめて重要な問題である。地震動の予測は現在のところ,(1)過去の観測データに基づいた最大地動の減衰曲線に関する実験式と(2)断層モデルに基づいて行なわれている。しかし,前者の予測手法は震源域外のデータに基づいており,震源域内の予測に様いるのは不適当である。一方,後者の場合は多くの構造物にとって重要な領域の短周期地震動特性を説明することは困難である。本論文は,上述した地動予測手法(1),(2)に内在する問題点を考慮して,工学的な地点と地震学的な知見を結合し簡単で合理的な震源域内の基盤レベルでの最大地動予測モデルについて検討し,その予測最大加速度値の持つ確立率な意味を検討したもので,これらの成果は,耐震設計の合理化に資するものである。

概要 (英文)

METHOD TO ESTIMATE THE ABSOLUTE MAXIMUM VELOCITY OF EARTHQUAKE IN THE NEAR-FIELD REGION IS PROPOSED TAKING SIMPLE PROPAGATING FAULT MODEL AND THE EMPERICAL METHOD OF PREDICTING THE MAXIMUM VELOCITY AS A FUNCTION OF DISTANCE AND MAGNITUDE INTO ACCOUNT. IN ORDER TO COMPARE THE ESTIMATED VALUE WITH THE OBSERVED VALUES, THREE EARTHQUAKE, IZU-OHSHIMA EARTHQUAKE (1978), OHITA EARTHQUAKE (1957) AND PARKFIELD EARTHQUAKE (1966) ARE ANALYZED. FROM THE RESULT OF ANALYSIS, ONE CAN SEE THAT THE OBSERVED MAXIMUM VELOCITIES DURING THE THREE EVENTS CAN BE ESTIMATED REASONABLY WELL. THE AVERAGE ERROR IS ABOUT 11%. THE PROBABILITY OF EXCEEDENCE FOR THE ESTIMATED MAXIMUM VELOCITY IS ALSO EVALUATED BY FITTING AN EXPONENTIAL DISTRIBUTION FUNCTION TO THE OBSERVED ABSOLUTE MAXIMUM VELOCITIES.

報告書年度

1980

発行年月

1981/04/01

報告者

担当氏名所属

石田 勝彦

土木技術研究所地盤耐震部耐震研究室

キーワード

和文英文
断層モデル FAULT MODEL
震源域 EARTHQUAKE DESIGN INPUT
耐震設計 MAXIMUM VELOCITY
地震入力 NEAR FIELD
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