電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

380004

タイトル(和文)

中央構造線の分布・性状と活動性-四国北東地域における断層露頭の調査および解析-

タイトル(英文)

CHARACTERISTICS AND ACTIVITY OF THE MEDIAN TECTONIC LINE -DESCRIPTION AND ANALYSIS OF FAULT OUTCROPS IN NORTHEASTERN SHIKOKU-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

原子力発電所などの大容量発電所の立地選定にあたっては,耐震設計上,その敷地および近傍の中小断層破砕帯はもちろん,敷地を中心とする広域に存在している大規模断層の分布・性状の把握および活動性の評価が必要である。本報告では日本の著名な構造線であり,かつ活断層であるとされている中央構造線を四国北東部および淡路島地域において,野外地質調査を実施し,詳細に断層破砕帯の露頭記載を行い,断層破砕帯の分布性状を解明した。さらにこれらの結果から実証的に活動時期を明らかにした。この結果は中央構造線の活動性や性状を知る上で,かつ,この構造線を震源として評価する場合の重要な資料となる。

概要 (英文)

FOR THE PURPOSE OF OBSERVING CHARACTERISTICSAND ACTIVITIES OF THE MEDIAN TECTONIC LINE(MTL)IN NORTHEASTERN SHIKOKU,GEOLOGICAL SURVEY HAS BEEN PERFORMED AND OUTCROPS OF FAULT ZONE HAVE BEEN DESCRIBED IN DETAILS. THE RESULTS OBTAINED FROM THE SURVEY ARE AS FOLLOWS;(1)CHARACTERISTICS AND DISTRIBUTION OF FAULT ZONES IN THE MEDIANTECTONIC LINE. THE FAULT ZONE IN THE MTL EXPOSED IN THE SURVEYED REGIONIS TENTATIVELY CATEGORIZED INTO FIVE CHARACTERISTIC AREAS (A TO E)ON THE BASIS OF THEIR PROPERTIES AND DISTRIBUTION OF THE FAULT ZONES,AND THOSE WITH OR WITHOUT INTRUSIVE ROCKS IN THE FAULT ZONE.(2)ACTIVITY OF THE MEDIAN TECTONIC LINE.ON THE BASIS OF THE PRESCRIBED RESULTS,THE MTL IN THIS REGION HAS NO EVIDENCE OF MOVEMENT IN THE HOLOCENE AND IS OBSERVED TO MOVE BEFORE THE PLEISTOCENE. MOREOVER, IT IS DISCLOSED THAT THE MTL IS NOT ACTIVE AT THE SAME TIME IN ALL AREAS,BUT SHOULD BE MOVE AT THE DIFFERENT TIME IN EACH AREA.

報告書年度

1980

発行年月

1980/07/01

報告者

担当氏名所属

金折 裕司

土木技術研究所地質部地質第3研究室

佐竹 義典

土木技術研究所地質部地質第2研究室

猪原 芳樹

土木技術研究所地質部地質第2研究室

キーワード

和文英文
中央構造線 MEDIAN TECTONIC LINE
断層破砕帯 FAULT
断層活動性 FAULT ACTIVITY
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