電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)
報告書データベース 詳細情報
報告書番号
379022
タイトル(和文)
基礎岩盤上における加速度波形の特性-その(1)1978年伊豆大島近海地震
タイトル(英文)
概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)
1978年伊豆大島近海地震(M7.0)により当所の岩盤上強地震観測点で得られたデータを解析し,岩盤上の加速度波形の特性を調べた。その結果(1)岩盤上の加速度振巾とマグニチュードの間には明瞭な比例関係が見られ,震源距離に応じて実験式を作成できる見通しを得た。(2)震源距離の異なる二つのデータのグループを対比することにより,震源距離が10kmの近距離における振巾とマグニチュードの関係式を得た。(3)加速度波形の継続時間に関して,数種の定義の下に継続時間とマグニチュードの間の関係式を得た。(4)加速度波形のスペクトルは,マグニチュードが5程度以上ではかなり平坦な形状を要する。(5)断層モデルによるシミュレーション波形は観測波形の概略を良く表現できるなどが明らかとなった。これらの成果は原子力発電所等の設計入力地震動の基礎資料として有用である。
概要 (英文)
報告書年度
1979
発行年月
1980/02/01
報告者
担当 | 氏名 | 所属 |
---|---|---|
主 |
沢田 義博 |
土木技術研究所地盤耐震部地震波動研究室 |
共 |
佐々木 俊二 |
土木技術研究所地盤耐震部地震波動研究室 |
共 |
矢島 浩 |
土木技術研究所地盤耐震部地震波動研究室 |
共 |
吉岡 直人 |
土木技術研究所地質部地質第2研究室 |
共 |
桜井 彰雄 |
土木技術研究所地盤耐震部 |
キーワード
和文 | 英文 |
---|---|
1978年伊豆大島近海地震 | * |
強地震動 | |
加速度波形 |