電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)
報告書データベース 詳細情報
報告書番号
378023
タイトル(和文)
水封式燃料地下貯蔵の技術開発に関する研究-岩盤節理の摩擦強度に及ぼす水浸・油浸の影響-
タイトル(英文)
概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)
電力を安定に供給するには,火力発電用の液体燃料の備蓄量を増すことが重要である。このため,環境・災害対策上,従来の地上式タンクに代って地下貯蔵の技術開発が急務となった。我国のように節理発達した岩盤内に,基本的には被覆せずに岩盤面をそのまま使用する水封式地下貯油方式を採用する場合には,節理の摩擦強度に及ぼす油浸や水浸の影響を把握することが重要である。この目的から,花崗岩と大谷石の石板および花崗岩の砕石の水浸,油浸下での一面せん断試験を行なった。岩盤の節理面を模擬して,カッターで切削した2面を接触させた切板と節理沿いに割った2面を接触させた割板(花崗岩のみ)とを用いた。試験の結果,水浸・油浸期間が40日以内では水浸,水浸後油浸および油浸による摩擦強度の減少量として,気乾の強度から20~50%程度となることが判明した。
概要 (英文)
報告書年度
1978
発行年月
1979/06/01
報告者
担当 | 氏名 | 所属 |
---|---|---|
主 |
徳江 俊秀 |
* |
共 |
林 正夫 |
土木技術研究所 |
共 |
北原 義浩 |
土木技術研究所地盤耐震部地盤基礎研究室 |
キーワード
和文 | 英文 |
---|---|
地下タンク | * |
節理岩盤 | |
水浸 | |
油浸 | |
せん断強度 |