電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

375006

タイトル(和文)

佐田岬半島北岸海域の地質構造-音波探査による海底地質の考察-

タイトル(英文)


概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

伊方原子力発電所地点は佐田岬半島の北東部の北側海岸に位置している。四国西部の中央構造線は和泉層群と結晶片岩の境界に分布しているが,海域では判然としない。この報告は海域周辺の地質構造および実施した音波探査の記録をもとに,伊予灘海域の海底地質を検討し地史的発展を明らかにすることを目的とした。音波探査の記録から海底の地層を6層に分帯した。このうち,下部より3層は鮮新世~更新世のしゆう曲構造を有する地層(伊予灘層)である。しゆう曲構造形成後ウルム海退期に海水位は80m以上低下し,伊予灘層に平頂丘が形成された。以後海進期となり,上部の3層が堆積した。海域の断層のうち,陸上の群中断層と関連があり,A層堆積後も活動した可能性のあるものが,古吉野川沿いに認められる。

概要 (英文)


報告書年度

1975

発行年月

1975/09/01

報告者

担当氏名所属

緒方 正虔

土木技術研究所地質部

キーワード

和文英文
海底地質 *
音波探査
中央構造線
原子力発電所
伊予灘
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