電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

284020

タイトル(和文)

軽水炉燃料における核分裂生成ガスの軸方向輸送現象2-非定常解析解と動力炉燃料への適用-

タイトル(英文)

AXIAL FISSION GAS TRANSPORT IN LWR FUEL RODS(2) -ELEMENTARY SOLUTION FOR UNSTEADY STATE-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

高燃焼度燃料の挙動を解明するため,燃料棒内の自由空間におけるFPガス輸送を解析する手法の開発を行なった。すなわち(1)燃料棒軸方向FPガス濃度分析の時間変化に対する解析解(基本解)を導出した。(2)境界要素法を用いてこの解析解をプログラム化し,非定常計算を高速に行なえるようにした。(3)FEMAXI-IIIコードとこのプログラムを結合し,新しい燃料挙動解析コードEIMUSを開発した。新コードを用いてPWR燃料の出力過渡時の挙動を計算したところ,出力上昇終了後のFPガス放出による燃料温度上昇が予測された。これより新コードが出力変動時の過渡的なFP放出と温度の関係を解析するに充分な性能を持つことがわかった。

概要 (英文)

IN LWR FUEL RODS,THE RELEASED FISSION GASES FROM PELLETS ARE AXIALLY TRANSPORTED BY PERSSURE INDUCED FLOW AND MUTUAL DIFFUSION WITH HELIUM.IN THIS PAPER;(1)AN ELEMENTARY SOLUTION IS DERIVED FOR TIME DEPENDENT EVOLUTION OF AXIAL FISSION GAS CONCENTRATION,(2)THE BOUNDARY ELEMENT METHOD IS APPLIED TO IMPLEMENT THE ANALYTICAL SOLUTION INTO AN ANALYSIS CODE AND THE COMPUTING TIME IS REDUCED EXTENSIVELY COMPARED TO FINITE DIFFERENCE METHOD.(3)A NEW FUEL PERFORMANCE ANALYSIS CODE,EIMUS,IS DEVELOPED LINKING THE TRANSPORT CODE WITH THE FEMAXI-III CODE. APPLYING THE EIMUS CODE TO A RAMPING ANALYSIS FOR PWR FUELS,CALCULATED RESULTS FOR TEMPERATURE INCREASE DUE TO FISSION GAS RELEASE ARE SATISFACTORY AND THE ANALYTICAL PERFORMANCE OF THE CODE IS VERIFIED.

報告書年度

1984

発行年月

1984/12/01

報告者

担当氏名所属

木下 幹康

エネルギー研究所環境部燃焼研究室

田中 博

研究開発本部原子力推進チーム

キーワード

和文英文
軽水炉 LIGHT WATER REACTOR(LWR)
燃料棒 FISSION GAS FUEL PERFORMANCE
高燃焼度 HIGH BURNUP
負荷追従運転 POWER CYCLING
FPガス
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