電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

283080

タイトル(和文)

液滴衝突の衝撃圧特性

タイトル(英文)

CHARACTERISTICS OF IMPACT PRESSURE BY DROPLET IMPACTS

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

液滴衝突によるエロージョン損傷機構を解明するため,回転円盤による液滴衝突エロージョン実験装置を製作し,液滴衝突による衝撃圧特性について実験的に検討した。そして以下のような結果が得られた。(1)液滴衝突エロージョン装置により発生する飛散液滴径は,飛散流量を一定にすると実験範囲の回転数ではその影響をうけず,回転数を一定にすると飛散流量の増加とともに大きくなる。(2)液滴衝突の衝撃圧特性において,衝撃圧および衝撃エネルギは,液膜の存在により液滴の衝突速度には比例せず極大値をもつことがわかった。(3)液滴衝突の衝撃圧の周波数スペクトラムとキャビテーション気胞崩壊の衝撃圧とのそれとは,明確な差異のあることがわかった。

概要 (英文)

TO CLARIFY THE MECHANISM OF EROSION DAMAGES BY DROPLET IMPACTS IN THE STEAM PIPINGS OF THERMAL AND NUCLEAR PLANTS,AN EXPERIMENTAL STUDY ON CHARACTERISTICS OF IMPACT PRESSURE BY DROPLET WAS CARRIED OUT BY USING A DROPLET IMPACT EROSION APPARATUS. THE RESULTSOF THE EXPERIMENTS ARE SUMMARIZED AS FOLLOWS:(1) DROPLET SIZE SPREAD FROM ROTATING DISK IS NOT INFLUENCED BY DISK REVOLUTION RATE AT CONSTANTFLOW RATE ON THE DISK SURFACE,AND INCREASES WITH THE INCREASING FLOW RATE AT CONSTANT DISK REVOLUTION RATE. (2) IN THE CHARACTERISTICS OF IMPACT PRESSURE BY DROPLET BOTH OF THE IMPACT PRESSURE AND IMPACT ENERGY HAVE MAXIMUM VALUES AT CERTAIN SPEED OF DROPLET. (3) CLEAR DIFFERENCES WERE SHOWED IN COMPARISION OF THE SPECTRUM OF PRESSURE BY DROPLET IMPACTS WITH THAT BY CAVITATION BUBBLE COLLAPSES.

報告書年度

1983

発行年月

1984/07/01

報告者

担当氏名所属

猶原 信幸

エネルギー研究所機械部流体研究室

北島 晟

エネルギー研究所機械部流体研究室

キーワード

和文英文
液滴衝突 DROPLET IMPACT
衝撃圧 IMPACT PRESSURE
蒸気配管 STEAM PIPING
エロージョン EROSION
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