電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

283072

タイトル(和文)

タンク型FBR燃料移送バケット走行状態の音響による検知

タイトル(英文)

ACOUSTIC MONITORING OF OPERATIONAL CONDITIONS OF A FUEL TRANSFER BUCKET FOR POOL-TYPE LMFBR

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

タンク型FBR燃料移送設備の燃料バケットの異常,燃料バケットの斜道通過位置および状況を音響を計測することによって検知するシステムを確立し,異常予知の一助に役立てることを目的にして,実機の1/2スケールの総合モデル試験装置を用いた試験を実施した。その結果を以下に示す。(1)燃料バケットの各車輪(下部,上部,ベイル)が,音響センサー取付け位置付近を通過する際,車輪通過音が検出され,下部車輪通過音が最も大きい。(2)燃料バケット走行速度の上昇により,車輪通過音は上昇した。また上部車輪では車輪固着の影響が見られた。(3)以上の試験結果から,音響を検知することにより,燃料バケットの斜道通過位置を判定し,走行状態の異常を検知し得る可能性が示唆された。

概要 (英文)

ACOUSTICS OF THE TEST MODEL OF THE FUEL TRANSFER SYSTEM FOR A POOL-TYPE LMFBR WERE ANALYZED TO DETECT SOME ABNORMALCONDITIONS OR POSITIONS OF THE FUEL TRANSFER BUCKET.THE RESULTS ARE SUMMERIZED AS FOLLOWS;(1) THE ACOUSTIC SENSORS DETECTED THE SOUND OCCURRED BY THE WHEELS OF THE FUEL TRANSFER BUCKET WHEN IT WAS PASSING BY THE ACOUSTIC SENCERS.IN PARTICULAR,THE NOISE LEVELS CAUSED BY THE LOWER WHEEL WAS HIGHER THAN THE OTHERS.(2) ACOUSTICS THAT WERE GENERATED BY THE WHEELS OF THE FUEL TRANSFER BUCKET WAS SEEN A INCREASING TENDENCY WITH INCREASE OF LIFTING VELOCITY OF THE BUCKET.IN THE UPPER WHEEL,IT WAS SEEN AN INFLUENCE OF THE WHEEL LOCK.(3) FROM THE ABOVE TEST RESULTS,IT ISSUGGESTED THAT THIS METHOD WOULD BE USEFUL IN ACTUAL PLANTS TOO.

報告書年度

1983

発行年月

1984/06/01

報告者

担当氏名所属

北島 晟

エネルギー研究所機械部流体研究室

岡部 義信

エネルギー研究所機械部流体研究室

木下 泉

エネルギー研究所機械部流体研究室

キーワード

和文英文
タンク型FBR POOL-TYPE LMFBR
燃料移送設備 FUEL TRANSFER SYSTEM
音響検知 ACOUSTIC MONITORING
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