電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

283022

タイトル(和文)

有機化合物系のランキンサイクル用作業流体の特性(その2)トルエン,2.2.2.トリフロルエタノールの耐熱性の実験的検討

タイトル(英文)

CHARACTERISTICS OF ORGANIC COMPOUNDS FOR A RANKIN CYCLE WORKING FLUID (2) -EXPERIMENTAL EXAMINATION OF THERMAL STABILITY OF TOLUENE AND 2.2.2.TRIFLUOROETHANOL

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

ランキンサイクル用作業流体として,トルエン,2.2.2トリフロエタノールについて耐熱実験を行い,熱分解生成物と,生成量について検討を行った。主な結果は次の通りである。1)熱分解生成物の反応速度は次の式で得られる。mi=m・k・exp(-E/RT)・t2)蒸気温度400℃の蒸気サイクルにおける熱分解生成量の推算結果は,ジベンジルの場合サイクル内トルエンの0.02%であった。3)トルエン中の溶存酸素によりCOが生成することが判明した。4)トリフロルエタノールの熱分解生成物は,H2,CO,HF,CH4,CF4,C2H2F2,C3H6,その他不明物質2種であった。5)トリフロルエタルーノの耐熱上限温度は約250℃と考えられる。

概要 (英文)

THERMAL STABILITY OF TOLUENE AND TRIFLUOROETHANOL FOR RANKIN CYCLE WORKING FLUID WAS INVESTIGATED AND IDENTIFIED THE PRODUCTS OF THERMAL DECOMPOSITION. THE MAIN RESULTS ARE AS FOLLOWS. 1) RATE EQUATION OF THERMAL DECOMPOSITION PRODUCTS ARE GIVEN. 2) PRODUCTQUANTITY OF BIBENZYL BY THERMAL DECOMPOSITION AT 400 DEGREE(C)WAS 0.02% TO TOLUENE. 3) IT IS COMFIRMED THAT CO IS FORMED BY DESOLVED OXYGEN IN TOLUENE. 4) THE PRODUCTS BY THERMAL DECOMPOSITION WERE H2,CO,HF,CH4,CF4,C2H2F2,C3H6 AND OTHER MINUTE AMOUNT OF TWO UNIDENTIFIED COMPOUNDS INTHE CASE OF TRIFLUOROETHANOL. 5) IT CAN BE ASSUMED THAT THE HIGHEST TEMPERATURE ON THERMAL STABILITY OF TRIFLUOROETHANOL WAS ABOUT 250 DEGREE(C).

報告書年度

1983

発行年月

1984/01/01

報告者

担当氏名所属

浅川 仲平

エネルギー研究所環境部陸域環境研究室

石原 義巳

研究開発本部

青木 法智嘉

エネルギー研究所機械部高温材料研究室

キーワード

和文英文
トルエン TOLUENE
2.2.2.トリフロエタノール 2.2.2.TRIFLUOROETHANOL
作業流体 WORKING FLUID
熱分解生成物 THERMAL DECOMPOSITION
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