電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

283019

タイトル(和文)

長期使用SUS321ボイラ過熱器管材の経年劣化特性

タイトル(英文)

SECULAR CHANGES IN SUS 321 BOILER SUPERHEATER TUBE AFTER LONG SERVICE

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

火力発電は今なお電力の安定供給に大きな役割を果している。しかし,10万時間の設計寿命を越える運転を経たユニットが増大しており,このため,長期使用された部材の経年劣化の的確な評価が火力プラントの信頼性の維持にとって必要とされている。本報告では,長期使用後のボイラ可燃器管の経年劣化特性を,12万時間に及ぶ運転を経たSUS321ステンレス鋼管を用いて,検討した。その結果,全ての長期使用管にミクロ組織変化は生じてはいたが,クリープ損傷は全く認められなかった。このことから,過熱器管としては設計寿命を越える使用が期待された。

概要 (英文)

THERMAL POWER GENERATION IS STILL PLAYING ANIMPORTANT ROLE FOR STABLE SUPPLY OF ELECTRIC POWER. HOWEVER,THE NUMBEROF UNITS WHICH HAVE BEEN OPERATED OVER THE DESIGN LIFE OF 100,000H IS NOW INCREASING. THIS REQUIRES THE SUITABLE ASSESSMENT OF SECULAR CHANGES IN LONG-USED COMPONENT MATERIALS FOR MAINTAINING THE RELIABILITY OF THERMAL POWER PLANT. IN THIS REPORT,THE CHARACTERISTICS OF SECULAR CHANGES IN BOILER SUPERHEATER TUBES AFTER A LONG SERVICE WERE EXPERIMENTALLYINVESTIGATED USING SUS 321 STAINLESS STEEL TUBES OPERATED UP TO 120,000H.AS A RESULT,MICROSTRUCTURAL CHANGES OCCURRED,BUT NO CREEP DAMAGE WASOBSERVED IN ALL THE LONG-USED TUBE MATERALS. THIS LED TO THE EXPECTATION OF A LONGER SERVICE THAN THE DESIGN LIFE AS A SUPERHEATER TUBE.

報告書年度

1983

発行年月

1983/12/01

報告者

担当氏名所属

新田 明人

エネルギー研究所機械部高温材料研究室

桑原 和夫

エネルギー研究所機械部高温材料研究室

北村 隆行

エネルギー研究所機械部高温材料研究室

緒方 隆志

エネルギー研究所機械部高温材料研究室

キーワード

和文英文
ボイラ BOILER
長期使用 LONG SERVICE
加熱器管 SUPERHEATER TUBU
SUS321 SUS321
経年劣化 SECULAR CHANGE
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