電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

283012

タイトル(和文)

プラズマ溶射によるセラミックコーティング層の熱遮蔽効果

タイトル(英文)

MEASUREMENT ON THERMAL RESISTANCE OF PLASMA-SPRAYED CERAMIC COATINGS

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

プラズマ溶射によるセラミックコーティングは,ガスタービン動・静翼および燃焼器表面の熱遮蔽層として期待されている。本報告は,厚さの異なるZr02-24MgO/65(ZrO2─24MgO)─35(Ni-5A1)/Ni-5A1三層構造コーティングの熱抵抗値を測定し,プラズマ溶射セラミックコーティングの熱遮蔽効果について検討したものである。実験では,コーティングが実際に使用される環境を考慮し,高温の燃焼ガス噴流によってコーティングを加熱した。その結果,コーティングの熱抵抗値には,700゜C~900゜Cの領域においても温度履歴が認められた。また,高温ガスがコーティングの開気孔中に侵入するため,コーティングが薄い場合の熱抵抗は非常に小さくなる。

概要 (英文)

PLASMA-SPRAYED CERAMIC COATING IS EXPECTED AS THE THERMAL BARRIER ON BLADES,VANES AND COMBUSTORS OF GAS TURBINE ENGINES. IN THIS PAPER THE THERMAL BARRIER EFFECT OF PLASMA-SPRAYED CERAMIC COATINGS IS DISCUSSED,MEASURING THE THERMAL RESISTANCE OF ZRO2-24MGO/65(ZRO2-24MGO) -35(NI-5AL)/NI-5AL TRIPLEX COATINGS WITH SOME DIFFERENT COATING THICKESS. IN THE EXPERIMENT,THE COATING WERE HEATED BY HIGH TEMPERATURE COMBUSTION GAS JET,IN CONSIDERATION OF THE ENVIRONMENT IN WHICH THE COATINGS WOULD BE USED ACTUALLY. AS RESULTS,IT IS OBSERVED THAT THE THERMAL RESISTANCE OF COATING HAD THERMAL HISTORIES EVEN IN THE RANGE OF 700 DEGREE 900 DEGREE,AND THE RELATION BETWEEN THE MEASURED THERMAL RESISTANCE AND THE COATING THICKNESS SUGGESTED THAT THE HIGH TEMPERATURE GAS PENETRATED INTO PORES OF THE COATINGS.

報告書年度

1983

発行年月

1983/11/01

報告者

担当氏名所属

阿部 俊夫

エネルギー研究所機械部複合発電研究室

久松 暢

エネルギー研究所機械部複合発電研究室

石川 浩

エネルギー研究所機械部複合発電研究室

キーワード

和文英文
ガスタービン GAS TURBINE
セラミックコーティング CERAMIC COATING
熱遮蔽効果 THERMAL BARRIER EFFECT
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