電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

282068

タイトル(和文)

大気境界層における風系の統計予測モデル

タイトル(英文)

WIND SYSTEM PREDICTION BY THE PRINCIPAL COMPONENT AUTO REGRESSIVE MODEL

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

大気中に放出された汚染質が環境に及ぼす影響を評価するためには,汚染質の挙動の解明と同時に,その予測が必要である。そこで地表近くで放出された汚染質の温度予測のために,汚染質の移流と拡散を支配する,地表風系の予測モデルを開発した。一般に,風の観測値には観測点相互の相関関係があり,また局地点な擾乱が含まれている。予測モデルはこれらの点を考慮して,(イ)主成分分析法により,風向風速値を互いに独立で主要な変動値(主成分)に変換し,(ロ)主成分の時系列を裁断エントロビー法により分析して自己回帰式の係数を求め,その回帰式から予測値を得る。

概要 (英文)

SURFACE WIND SYSTEM AFFECTS STRONGLY THE AIRPOLLUTION DISPERSION AND ADVECTION.TO PERFORM THE ASSESSMENT,STATISTICAL MODEL FOR THE PREDICTION OF THE MESO-SCALE SURFACE WIND SYSTEM WAS DEVELOPED. GENERALLY,WIND DATA OBSERVED AT SOME STATIONS NOT ONLY HAVE RELATIONS EACH OTHER,BUT ALSO INCLUDE REGIONAL DISTURBANCE OCCASIONALLY.THEN,DEVELOPED PREDICTION MODEL WAS CONSTRUCTED WITH THE PROCEDURES. (1)CORRELATED WIND DATA WERE TRANSFORMED TO INDEPENDENT AND ESSENTIAL VALUES(PRINCIPAL COMPONENT). (2)TIME SERIES OF THE PRINCIPAL COMPONENT WAS ANALYZED BY THE MAXIMUM ENTROPY METHOD TO GET THE AUTOREGRESSIVE COEFFICIENTS,SUBSEQUENTLY THE WIND WAS PREDICTED BY THE AUTOREGRESSIVE EQUATION. THE PREDICTED WIND BY THIS MODEL AND OBSERVED WIND DATA BY THE AMEDAS WERE WELL AGREED.

報告書年度

1982

発行年月

1983/05/01

報告者

担当氏名所属

小林 博和

エネルギー・環境技術研究所環境大気部気象研究室

西宮 昌

エネルギー・環境技術研究所環境大気部気象研究室

キーワード

和文英文
地表風系 SURFACE WIND SYSTEM
気象予測 FORECASTING
主成分分析 PCA
MEM MEM
自己回帰式 AUTO REGRESSIVE EQUATION
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