電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

※ PDFのファイルサイズが大きい場合には、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。 ダウンロードは1回のクリックで開始しますので、ダウンロードが完了するまで、複数回のクリックはなさらないようご注意願います。

電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

282007

タイトル(和文)

原子力発電所におけるバイオアッセイ法の調査

タイトル(英文)

SURVEY OF THE BIOASSAY METHOD APPLIED TO THENUCLEAR POWER PLANT

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

原子力発電所への適用の可能性を調べることを目的として,バイオアッセイ法の現状に関する文献調査を実施した。主な結果は,以下のとおりである。(1)放射化学的な核種分析を行なう現行方式は,原子力発電所における実用的な方式とは言えず,実施条件が整わない現状では,実施例も少ない。(2)原子力発電所におけるバイオアッセイ法の導入方向は,平常,特殊および事故時のモニタリングに分類され,各モニタリングへの適用上必要とされる条件を明らかにした。(3)内部被曝線量を評価する際には,排泄曲線から線量計算を行うICRPの方式に準拠することが望ましい。(4)各種放射性核種の分析法については,α核種およびβ核種に対しても,機器分析によるスペクトル分析を活用して,前処理を簡略化する必要がある。(5)原子力発電所に適用可能なバイオアッセイ法として,平常,特殊および事故時

概要 (英文)

THIS PAPER PRESENTS THE RESULTS OF A LITERATURE SURVEY ON THE CURRENT STATUS OF BIOASSAY IN ORDER TO INVESTIGATE ITS APPLICABILITY TO THE RADIATION PROTECTION MANAGEMENT AT THE NUCLEAR POWER PLANT. THE MAJOR RESULTS OBTAINED ARE AS FOLLOWS: (1)THE PRESENT TECHNIQUE OF BIOASSAY WHICH USES COMPLICATED RADIO-CHEMICAL TREATMENTS SEEMS TO BE UNAVAILABLE FOR THE NUCLEAR POWER PLANT, AND PRACTICAL USE IS LIMITED IN NUMBER. (2)THE USE OF BIOASSAY IN THE NUCLEAR POWER PLANT IS CLASSIFIED INTO THREE TYPES OF MONITORING PROGRAMME FOR DOSE MANAGEMENT:ROUTINE, SPECIALLY AND AT THE INCIDENT. THE NECESSARY CONDITIONS ARE DISCUSSED IN EACH CASE. (3)TO ESTIMATE THE DOSE OF INTERNAL RADIATIONEXPOSURE, THE ICRP METHOD TO MEASURE THE EXCRETION CURVE IS MOST DESIRABLE. (4)AS FOR BIOASSAY FOR ALPHA-NUCLIDES OR PURE BETA-NUCLIDES,IT ISNECESSARY TO SIMPLIFY PRE-TREATMENT PROCEDURES AND TO UTILIZE SOME SPECTROSCOPY METHODS. (5)PRACTICAL MONITORING PROGRAMMES WITH BIOASSAY AREPROPOSED FOR THE RADIATION PROTECTION MANAGEMENT AT THE NUCLEAR POWER PLANT.

報告書年度

1982

発行年月

1982/10/01

報告者

担当氏名所属

石井 敬一郎

エネルギー・環境技術研究所原子力化学部環境安全研究室

石田 健二

エネルギー・環境技術研究所原子力化学部環境安全研究室

仲佐 博裕

エネルギー・環境技術研究所原子力化学部環境安全研究室

渡辺 博信

エネルギー技術開発本部

キーワード

和文英文
バイオアッセイ法 BIOASSAY
尿分析 URINE ANALYSIS
内部被曝モニタリング INTERNAL EXPOSURE MONITORING
被曝管理 DOSE MANAGEMENT
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry