電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

279033

タイトル(和文)

関東地方における降水の化学組成の観測と解析(2)-前線性降雨に伴う降水組成の変動について-

タイトル(英文)


概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

前線性降雨に伴う降水組成と気象擾乱との解析を,1978年9月29~30日,関東南部を通過した温帯低気圧時の観測データを基にして行った。得られた主な結果は次の通りである。(1)降雨の継続中,降水中の各イオン濃度と電気伝導度とは,時間とともに指数関数的な減衰を示した。これに対して非前線性降雨セル時には複雑な挙動を示し,地上風系および海洋からの水蒸気輸送量に従って各イオンの濃度特性に差異が認められた。(2)Rainout係数σ0は5.3×**-4,Washout係数σは7.0×**-5程度と見積もられた。σの地域差は水平距離100KM以内では大きくなかった。(3)降水中の塩化物イオン/ナトリウムイオン,塩化物イオン/硫酸イオンには顕著な地域差が見られ,塩化物イオンは内陸ほど海水に対する値1.8より過剰であった。過剰

概要 (英文)


報告書年度

1979

発行年月

1980/03/01

報告者

担当氏名所属

藤田 慎一

エネルギー・環境技術研究所環境大気部気象研究室

寺田 信之

エネルギー・環境技術研究所環境化学部水域化学研究室

関 照雄

エネルギー・環境技術研究所環境化学部水域化学研究室

赤井 幸夫

エネルギー・環境技術研究所環境大気部気象研究室

千秋 鋭夫

エネルギー・環境技術研究所環境大気部

市川 陽一

エネルギー・環境技術研究所環境大気部大気拡散研究室

岡部 義信

エネルギー・環境技術研究所高速増殖炉発電特別研究室

キーワード

和文英文
降水組成 *
前線
洗浄係数
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