電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)
報告書データベース 詳細情報
報告書番号
279031
タイトル(和文)
関東地方における降水組成の観測と解析(第一報)-気象条件と採水地点による化学組成の変化-
タイトル(英文)
概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)
雨の化学組成と気象・地理的因子の関係を検討するため,1978年夏季に関東地方南部5地点で観測を行った。結果の主要点は次の通りである。1)雨水のpHは3.6~6.3の範囲であった。降雨の型を雷雨,熱低型,温低型に分類すると温低型が最も酸性度が強く,また,工業地帯の中心よりも20~50km西方でpHが低い傾向が認められた。2)降雨初期のpH変動パターンはふつう初期に低くその後上昇するが,工業地帯では逆の現象が観測された。これは大気中の浮遊粉じんの影響と推定された。3)温低型の降雨の場合,最も大気汚染の影響を受け,その塩化物イオン/ナトリウムイオンは内陸ほど大きくなる傾向が認められた。また化学組成から算出したpHはpH実測値とよい相関があった。酸性度の強い雨が降った地点において,海塩か
概要 (英文)
報告書年度
1979
発行年月
1980/10/01
報告者
担当 | 氏名 | 所属 |
---|---|---|
主 |
寺田 信之 |
エネルギー・環境技術研究所環境化学部水域化学研究室 |
共 |
関 照雄 |
エネルギー・環境技術研究所環境化学部水域化学研究室 |
共 |
下田 修 |
エネルギー・環境技術研究所環境化学部 |
共 |
藤田 慎一 |
エネルギー・環境技術研究所環境大気部気象研究室 |
共 |
千秋 鋭夫 |
エネルギー・環境技術研究所環境大気部 |
キーワード
和文 | 英文 |
---|---|
酸性雨 | * |
雨水成分 |