電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

279012

タイトル(和文)

BWR燃料棒表面におけるクラッドの挙動(その1)-定常状態における脱離,堆積の実験的検討-

タイトル(英文)


概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

屈曲点以降の定常状態におけるクラッドの挙動を調べ,つぎの結果を得た。1)ヘマタイトと同じ挙動をするインジケータとして使用した酸化ガリウムの挙動から,大気圧下の定常状態では堆積クラッドの脱離が確認された。しかし,屈曲点以前の脱離はほとんどなかった。この時の脱離,堆積速度は初期に比べ1/5~1/10程度であった。2)BWR条件下においても屈曲点が存在し,この屈曲点に達する時間と堆積量の間には直線関係があった。3)BWR条件下の屈曲点付近では,初期の堆積と異なり,堆積クラッドのろ過過程による付着力の弱い堆積状態となった。このことはBWR条件下においても大気圧下と同様に屈曲点以降において堆積クラッドの脱離が始まるものと考えられる。したがって,屈曲点における堆積量が炉水中の放射性クラッドを抑制するための限界値と考えられる。

概要 (英文)


報告書年度

1979

発行年月

1979/09/01

報告者

担当氏名所属

和田 邦久

エネルギー・環境技術研究所原子力化学部防食化学研究室

水野 孝之

エネルギー・環境技術研究所原子力化学部防食化学研究室

キーワード

和文英文
クラッド *
放射化
燃料棒
脱離速度
堆積状態
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