電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

278010

タイトル(和文)

長期使用ボイラチューブの経年変化と内圧クリープ破断強度について

タイトル(英文)


概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

長期使用ボイラチューブの耐用寿命の評価はプラントの保守・運営上非常に有用である。そのため,筆者らは,約9万時間使用されたSUS321HTB過熱器管を対象にして,その耐用寿命評価に関する研究を進めてきた。その研究から,燃焼ガスあるいは過熱蒸気による高温酸化・腐食で生じた使用管の表面層,特に外表面層がその管の内圧クリープ破断強度に及ぼす影響が耐用寿命評価上の問題の一つに挙げられた。本研究では,この影響に実験および解析により検討を加えた。その結果,外表面層は,これは浸炭・硬化しているが,管壁中央部よりもクリープおよびクリープ破断強度が大きく,そのための管のクリープ変形を抑える効果をもっている。しかし,外表面層はまたその低延性により亀裂の発生を助長させる。従って,これが使用管の内圧クリープ破断強度を低下させていると思われる。

概要 (英文)


報告書年度

1978

発行年月

1978/11/01

報告者

担当氏名所属

新田 明人

エネルギー・環境技術研究所発電プラント部材料研究室

桑原 和夫

エネルギー・環境技術研究所発電プラント部材料研究室

キーワード

和文英文
ボイラチューブ *
経年変化
内圧クリープ破断
表面変質層
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