電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

※ PDFのファイルサイズが大きい場合には、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。 ダウンロードは1回のクリックで開始しますので、ダウンロードが完了するまで、複数回のクリックはなさらないようご注意願います。

電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

185026

タイトル(和文)

反射板中継ディジタル無線回線の信頼度に関する理論的検討

タイトル(英文)

DIGITAL MICROWAVE RADIO OUTAGE ON REFLECTOR EQUIPPED HOPS

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

反射板中継ディジタルマイクロ波無線回線の伝搬路信頼度に関して,以下のような理論的検討を行った。(1)2波干渉フェージングにおいて,2波がそれぞれ独立に入射角変動をする場合の受信電力周波数相関係数を導出し,入射角変動による周波数選択性軽減効果を計算した。(2)7.5GHz帯16QAM32Mb/s方式について,フラットフェージング,および入射角変動による受信レベル低下が同時に発生した場合の伝搬特性を計算した。(3)回線設計においては,入射角変動による周波数選択性の軽減効果は小さいため無視してよく,周波数選択性による瞬断率については反射板の使用の有無にかかわらず同一の算定法でよい。入射角変動による受信レベル低下については,アナログ回線と同じく十分な注意が必要である。

概要 (英文)

THEORETICAL RESULTS ARE PRESENTED ESTIMATINGRELIABILITIES OF DIGITAL MICROWAVE RADIO LINKS USING PASSIVE REFLECTORS, AS FOLLOWS: 1.FREQUENCY CORRELATION COEFFICIENTS FOR THE RECEIVED POWER ARE DERIVED IN THE TWO-PATH FADING CIRCUMSTANCES AND ALSO IN THE CASE WHERE EACH RAY S ANGLE-OF-ARRIVAL VARIES INDEPENDENTLY. THEN THE FREQUENCY SELECTIVITY REDUCTION EFFECTS DUE TO VARIABILITIES OF THE ANGLE-OF-ARRIVAL ARE ESTIMATED. 2.PROPAGATION CHARACTERISTICS FOR 7.5GHZ 16QAM 32MB/S SYSTEM ARE ESTIMATED UNDER THE COMPOSITE FADING CONDITIONS CONSISTING OF FLAT FADE, FREQUENCY SELECTIVE FADE AND THE ANGLE-OF-ARRIVALVARIATION. 3.GUIDELINES FOR THE DIGITAL RADIO SYSTEM DESIGN ON REFLECTOR EQUIPPED HOPS INDUCED FROM ABOVE ESTIMATIONS ARE OFFERED.

報告書年度

1985

発行年月

1986/05/01

報告者

担当氏名所属

芹澤 善積

電力研究所システム部情報伝送研究室

キーワード

和文英文
ディジタル通信 DIGITAL COMMUNICATION
マイクロ波通信 MICROWAVE COMMUNICATION
反射性 PASSIVE REFLECTOR ANTENNA
信頼性 RELIABILITY
フェージング FADING
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry