電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

※ PDFのファイルサイズが大きい場合には、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。 ダウンロードは1回のクリックで開始しますので、ダウンロードが完了するまで、複数回のクリックはなさらないようご注意願います。

電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

185022

タイトル(和文)

パイプうず電流損失計算プログラムの開発-相互誘導があるパイプが複数本存在する場合

タイトル(英文)

DEVELOPMENT OF COMPUTATION PROGRAM FOR EDDY CURRENT LOSSES IN NON-MAGNETIC AND MAGNETIC PIPES

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

1.複数の平行する線状電流がこれらと平行する複数のパイプに誘起するうず電流と各パイプでのうず電流損失を求める計算プログラムを開発した。磁性,非磁性双方のパイプを対象と出来,パイプでの表皮効果とパイプを流れるうず電流相互の影響を考慮しているため,電力機器におけるうず電流問題に対して広く適用出来る。2.開発したプログラムを用い極低温ケーブルのパイプ損失と電磁しゃへいパイプの効果を計算し,下記の結果を得た。(1)計算値は実測値とよく一致する。(2)導電率が高い電磁しゃへい用パイプを用いるほど,大きなパイプ損失低減効果が得られる。(3)電磁しゃへいパイプの最適厚さは表皮深さの1.4倍程度であり,これ以上の厚さではかえってうず電流損失が増加する。

概要 (英文)

THE COMPUTATION PROGRAM OF EDDY CURRENT LOSSES HAS BEEN DEVELOPED IN THE CONDUCTOR SYSTEM OF PARALLEL MAGNETIC AND NON-MAGNETIC PIPES AND LINE CURRENTS. THIS PROGRAM CONSIDERS SKIN AND PROXIMITY EFFECT EXACTLY SO AS TO CALCULATE EDDY-CURRENT LOSSES OF CRYOGENIC ELECTRIC MACHINES AND CABLES. WE APPLIED THIS PROGRAM FOR PIPE-LOSSES CALCULATION IN THE CRYORESISTIVE CABLE, AND GOT FOLLOWING RESULTS. (1)CALCULATED PIPE-LOSSES AGREE WITH THE MEASURED VALUE. (2)HIGHER CONDUCTIVITY ELECTROMAGNETIC SHIELDS REDUCE PIPE-LOSSES FURTHER. (3)MAXIMUMREDUCING EFFECT FOR PIPE-LOSSES IS GOT BY USING ELECTROMAGNETIC SHIELDS WITH PIPE WALL THICKNESS OF 140% OF THE SKIN DEPTH.

報告書年度

1985

発行年月

1986/02/01

報告者

担当氏名所属

秋田 調

電力研究所開発部新発電研究室

今城 尚久

横須賀研究所試験研究部新地中化研究室

キーワード

和文英文
うず電流 EDDY CURRENTS
表皮効果 SKIN EFFECT
近接効果 PROXIMITY EFFECT
パイプうず電流損失 PIPE LOSSES
極低温ケーブル CRYORESISTIVE CABLE
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry