電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

185002

タイトル(和文)

溶融炭酸塩型燃料電池の評価(その3)電池効率のガス依存性に関するシミュレーション解析

タイトル(英文)

A MODEL ANALYSIS OF SUPPLIED GAS EFFECTS ON MCFC PERFORMANCE

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

MCFCの簡易動作モデルを用いて電池効率に及ぼすガス組成の影響をシミュレーション解析した。主な結果は以下の通りてある。1.当所でのMCFC特性実測値を用いてモデルパラメータの値を求めた。その結果,計算値は実測値によく一致した。2.同モデルを用いた計算では,燃料ガスにおいては利用率が効率に大きく影響し,高いほど望ましい。3.酸化剤ガスの効果を調べるため,CO2,O2,Inertの三元図による特性検討方法を開発した。その結果,AIRを混合使用した酸化剤ガス組成では,反応するO2とCO2の比が理論消量の比である1:2よりずれ,CO2濃度が高い方が望ましいことを明らかとした。本方法は電池システム構成の検討手段として有用である。

概要 (英文)

USING A SIMPLE MCFC PERFOMANCE MODEL, WE HAVE ANALYZED THE EFFECTS OF FUEL AND OXIDANT ON MCFC EFFICIENCY. THIS REPORT DESCRIBES THE FOLLOWING RESULTS. 1)WE GET THE VALUE OF THE MODEL PARAMETER FROM THE TEST RESULTS USING CRIEPI S TEST FACILITY, MODEL RESULTS AGREE WELL WITH THE EXPERIMENTAL VALUE. 2)A MODEL ANALYSIS SHOWS THAT FUEL UTILIZATION AFFECTS CONSIDERABLY TO THE CELL EFFICIENCY. IT IS DESIRABLE TO OPEARTE THE MCFC AT HIGH FUEL UTILIZATION. 3)IN ORDER TO INVESTIGATE THE EFFECTS OF OXIDANT, WE HAVE DEVELOPED A METHOD OF PERFORMANCE EVALUATION BY USING CO2-O2-INERT TERNARY DIAGRAM. THE METHOD WOULDBE USEFUL TO EVALUATE THE CONFIGURATION OF THE MCFC POWER PLANT.

報告書年度

1985

発行年月

1985/07/01

報告者

担当氏名所属

渡辺 隆夫

電力研究所開発部新発電研究室

伊崎 慶之

電力研究所開発部新発電研究室

堀内 長之

研究開発本部新エネルギー部

キーワード

和文英文
燃料電池 FUEL CELL
溶融塩 MOLTEN SALT
シミュレーション SIMULATION
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