電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

184036

タイトル(和文)

小型超電導コイルの交流損失と常電導発生時の制御法

タイトル(英文)

AC LOSS AND QUENCHING OF 25KJ SUPERCONDUCTING COILS

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

超電導エネルギー貯蔵研究の一環として,超電導コイル設計時に重要と考えられる交流損失と常電導部発生時の現象と制御法について25kJ級小型超電導コイルを用い実験的検討を行った。この結果下記の諸点が明らかとなった。(1)超電導フィラメントの周囲をCuNiで囲むことにより結合損失を約1/50に低減出来る。(2)小型コイルでは8T/S以上の連続励減磁が可能で1T/S以上では交流損失がdB/dtの2乗に比例せず飽和傾向となる。(3)日負荷調整用の大型貯蔵装置では交流損失は無視出来る発生量である。(4)系統安定化用貯蔵装置では,低交流損失化対策が必要であると考えられる。(5)小型コイルでは非安定化コイルでも常電導部発生時に電源を制御角最大のインバータ運転とすることにより,常電導部の伝搬を抑制し全コイルが常電導化することを防止することが出来る。

概要 (英文)

WE HAVE INVESTIGATED AC LOSS AND QUENCHING MECHANISM IN ORDER TO APPLY THE DESIGN OF SUPERCONDUCTING MAGNETIC ENERGY STORAGE(SMES). THE RESULTS ARE SUMMERIZED AS FOLLOWS. (1)COUPLING LOSS WAS REDUCED TO ONE-FIFTETH BY CUNI SHEATH AROUND SUPERCONDUCTING FILAMENTS. (2)RAMP RATES UP TO 8T/S WERE ACHIEVED. (3)AC LOSS MAY BE IGNORED IN LOAD LEVELING SMES. (4)INVERTER MODE OPERATION OF POWER SUPPLY SAVED 25KJ COILS FROM FULL NORMALIZATION AFTER QUENCHING.

報告書年度

1984

発行年月

1985/04/01

報告者

担当氏名所属

秋田 調

電力研究所開発部新発電研究室

石川 忠夫

電力研究所開発部新発電研究室

田中 祀捷

電力研究所開発部電線路研究室

キーワード

和文英文
超電導コイル SUPERCONDUCTING COIL
電力貯蔵 ENERGY STORAGE
交流損失 AC LOSS
クエンチ QUENCHING
コイル保護 COIL PROTECTION
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