電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

183042

タイトル(和文)

大規模電源からの直流単独送電-低周波異常現象の解析手法-

タイトル(英文)

HVDC TRANSMISSION SYSTEM FROM ISOLATED LARGECAPACITY POWER PLANT -ANALYTICAL TECHNIQUE FOR SUBSYNCHRONOUS INSTABILITY PHENOMENA-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

本報告は,タービン・発電機とHVDC系統との相互作用により生じる不安定動揺モードを解析するための交直連系系統の状態方程式モデルについて述べたものである。線形化状態方程式の固有値解析により,低周波異常現象の不安定モードを明らかにし,この異常現象に及ぼす各種パラメータの影響を解明することができる。この解析手法は微少外乱時の種々の交直連系系統の安定性解析に対して,一般的に応用可能である。交直連系系統における代表的な不安定現象としては,逆変換器測交流系統における電圧不安定現象およびタービン・発電機の軸ねじれ振動現象がある。これらの不安定現象の原因について,典型的な直流送電系統を対象として行なった解析結果もあわせて示す。

概要 (英文)

THIS PAPER PRESENTS A STATE SPACE MODEL OF AN AC/DC SYSTEM TO DISCUSS DYNAMIC INSTABILITY MODES PRODUCED BY THE INTERACTION BETWEEN TURBINE-GENERATOR AND HVDC SYSTEM.EIGENVALUE ANALYSIS OF LINEARIZED STATE SPACE EQUATIONS DEFINES THE UNSTABLE MODES OF SUBSYNCHRONOUS INSTABILITY AND EXPLAINS THE INFLUENCE OF VARIOUS SYSTEM PARAMETERS UPON THE DYNAMIC INSTABILITY. THIS ANALYTICAL TECHNIQUE CAN BE APPLIED TO THE DYNAMICS STUDY OF ANY AC/DC SYSTEM SUBJECT TO SMALL PERTURBATION. THE TYPICAL INSTABILITY PHENOMENA OF AC/DC SYSTEMS ARE VOLTAGEOSCILLATION AT INVERTER AC BUS AND TURBINE-GENERATOR SHAFT TORSIONAL OSCILLATION. USING THE ANALYTICAL TECHNIQUE,THE CAUSE OF THE INSTABILITYIN A TYPICAL HVDC TRANSMISSION SYSTEM IS DISCUSSED.

報告書年度

1983

発行年月

1984/06/01

報告者

担当氏名所属

高崎 昌洋

電力研究所システム部系統制御研究室

林 敏之

電力研究所システム部系統制御研究室

キーワード

和文英文
直流送電 HVDC TRANSMISSION
状態方程式モデル STATE SPACE EQUATION MODEL
固有値解析 EIGENVALUE ANALYSIS
軸ねじれ振動現象 SHAFT TORSIONAL OSCILLATION
電圧安定性 VOLTAGE STABILITY
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