電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)
報告書データベース 詳細情報
報告書番号
183041
タイトル(和文)
原子力発電所からの直流単独送電(その4)-直流系統の協調制御によるBWR原子力プラントのスクラム防止対策-
タイトル(英文)
HVDC TRANSMISSION FROM ISOLATED NUCLEAR PLANT (4) -PREVENTION OF BWR NUCLEAR PLANT SCRAM BY DC SYSTEM CONTROL-
概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)
直流送電の長距離大電力送電への適用可能性を明らかにするため,原子力電源からの直流単独送電の技術的課題を解明する必要がある。技術的課題としては,(1)直流線路,受電側交流系統故障に対する原子力プラントの安定性と直流系統の協調制御による安定化対策。(2)電源発電機と直流系統の相互作用による異常現象などがある。本報告では,BWR原子力プラントを対象として,(1)受電側交流系統故障に対しては,母線故障主保護失敗以外は直流系統の一時的過負荷または原子力バイパス容量100%とすることにより,中性子束上昇によるスクラムはない。(2)受電側交流母線故障主保護失敗に対しては,周波数変動に高感度の直流系統の協調制御により原子力プラントのスクラムは防止出来る。(3)交流系統故障中に直流電流を流し続ける方式により,PLUリレーの動作を防止することが出来る。の結果を得た。
概要 (英文)
IT IS NECESSARY TO STUDY THE FOLLOWING ITEMSFOR CLARIFING THE APPLICABILTY OF HVDC TRANSMISSION TO THE LONG DISTANCE TRANSIMISSION FROM ISOLATED NUCLEAR POWER PLANT. 1) STABILITY OF NUCLEAR PLANT AT THE FAULT OF DC TRANSMISSION LINE. 2) CONTROL CO-OPERATION OF DC SYSTEM TO NUCLEAR PLANT AT THE DISTURBANCE OF RECEIVING SIDE ACSYSTEM. 3) ABNORMAL PHENOMENA IN AC-DC INTERCONNECTED SYSTEM. THIS PAPER DESCRIBES THE STABILITY OF NUCLEAR PLANT AT THE AC SYSTEM DISTURBANCES AND THE CONTROL CO-OPERATION OF DC SYSTEM TO PREVENT THE SCRAM OF NUCLEAR PLANT USING THE AC-DC POWER SYSTEM SIMULATOR
報告書年度
1983
発行年月
1984/03/01
報告者
担当 | 氏名 | 所属 |
---|---|---|
主 |
林 敏之 |
電力研究所システム部系統制御研究室 |
共 |
市川 建美 |
電力研究所システム部系統制御研究室 |
共 |
濱場 邦洋 |
電力研究所システム部系統制御研究室 |
キーワード
和文 | 英文 |
---|---|
直流送電 | HVDC TRANSMISSION |
BWR原子力電源 | BWR NUCLEAR PLANT |
交流系統故障 | AC SYSTEM FAULT |
協調制御 | CONTROL COORDINATION |