電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)
報告書データベース 詳細情報
報告書番号
182023
タイトル(和文)
開閉サージ発生データを直接用いた開閉サージ事故率計算
タイトル(英文)
CALCULATION OF RISK OF FAILURE OF SWITCHING SURGE
概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)
サージシミュレータ(TNA)により計算した送電線上の各地点,各相の開閉サージの大きさと波形のデータを用い,ホーン間,導体-導体間,導体-塔体間等の各ギャップのフラッシオーバ特性と組合せ,更に気象条件の影響も考慮した開閉サージ事故率計算プログラムを作成した。これを用いた計算結果から,(1)発生する開閉サージが全て臨界波頭長を持つと仮定すると,波頭長によるフラッシオーバ率の変化を考慮した場合よりも事故率が1桁以上大きくなることがあること,(2)線路始端で発生した開閉サージによって他の地点での大きさが一意的に定まると仮定して事故率を求めると,実際に発生した開閉サージを用いて求めた事故率とは数倍以上の差が生じることがあること,等が明らかにになった。
概要 (英文)
CALCULATION PROGRAM FOR SWITCHING SURGE RISKOF FAILURE WAS DEVELOPED. THIS PROGRAM USES MAGNITUDES AND WAVESHAPES OF SWITCHING SURGES WHICH ARE CALCULATED WITH SURGE SIMULATOR(TNA). THIS PROGRAM CAN CONSIDER FLASHOVER CHARACTERISTICS OF VARIOUS TYPES OF GAPS AND METEOROLOGICAL CONDITIONS. BY EXAMPLES,IT IS SHOWN THAT RISK OF FAILURE DEPENDS GREATLY ON TIME TO PEAK OF SWITCHING SURGE,DISTRIBUTIONOF SWITCHING SURGE ALONG THE LINE,AND FREQUENCY DISTRIBUTION OF MAGNITUDE.
報告書年度
1982
発行年月
1982/12/01
報告者
担当 | 氏名 | 所属 |
---|---|---|
主 |
尾野 孝夫 |
電力技術研究所系統絶縁部電力遮断研究室 |
共 |
松原 広治 |
電力技術研究所系統絶縁部電力遮断研究室 |
共 |
鈴木 俊男 |
電力技術研究所系統絶縁部 |
キーワード
和文 | 英文 |
---|---|
開閉サージ | SWITCHING SURGE |
事故率 | RISK OF FAILURE |
TNA | TNA |