電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

※ PDFのファイルサイズが大きい場合には、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。 ダウンロードは1回のクリックで開始しますので、ダウンロードが完了するまで、複数回のクリックはなさらないようご注意願います。

電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

182019

タイトル(和文)

固体絶縁物と電極との接触点付近の電界

タイトル(英文)

FIELD BEHAVIOR NEAR A CONTACT POINT OF SOLIDDIELECTRICS WITH ELECTRODE

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

固体絶縁物が有限の曲率(丸み)を有する電極と接線上で接触する場合の電界を数値的に検討した。接触点の電界は固体絶縁物の比誘電率ならびに接触状態に依存するが,特に前者の影響は大きい。比誘電率が1のとき(電極だけのとき)の接触点電界を基準として,任意の比誘電率における接触点電界を与える式を初めて明らかにした。極限状態では,ガス側の接触点電界は比誘電率の二次式になる。実用配置として,六弗化硫黄ガス絶縁の支持絶縁ロッド及び同軸円筒の円板型スペーサの接触点付近の電界を検討した。

概要 (英文)

THE ELECTRIC FIELD BEHAVIOR HAS BEEN ANALYZED NUMERICALLY BY THE CHARGE SIMULATION METHOD NEAR A CONTACT POINT WHERE A SOLID INSULATOR MEETS AN ELECTRODE WITH A FINITE CURVATURE ON THE TANGENT LINE. WE DERIVED FOR THE FIRST TIME THE EXPRESSION WHICH GIVES THE FIELD STRENGTH ON THE CONTACT POINT IN RELATION TO THE RELATIVE DIELECTRIC CONSTANT. IN THE EXTREME CASE,THE CONTACT POINT STRENGTH INCREASES AS A QUADRATIC EXPRESSION OF THE RELATIVE DIELECTRIC CONSTANT. THE ELECTRIC FIELD NEAR THE CONTACT POINT HAS BEEN STUDIED IN THE TWO PRACTICAL ARRANGEMENTS OF THE COMPRESSED GAS INSULATION,A SOLID INSULATING SUPPORT AND A COCYLINDRICAL DISC-TYPE SPACER.

報告書年度

1982

発行年月

1982/12/01

報告者

担当氏名所属

宅間 董

電力技術研究所系統絶縁部

河本 正

電力技術研究所系統絶縁部高電圧研究室

キーワード

和文英文
絶縁 INSULATING MATERIAL
高電圧 HIGH VOLTAGE
ガス絶縁 GAS INSULATION
誘電体 SOLID DIELECTRICS
電界計算 FIELD CALCULATION
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry