電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

182009

タイトル(和文)

電力用ディジタルマイクロ波伝搬路信頼度予測手法(その1)周波数選択性フェージングによる瞬断の理論的検討

タイトル(英文)

PREDICTION OF RELIABILITY OF DIGITAL MICROWAVE LINKS FOR ELECTRIC POWER CONTROL (1) -THEORETICAL STUDY ON FREQUENCYSELECTIVE FADING OUTAGE-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

ディジタル・マイクロ波回線を構成する際に問題となる伝送帯域内の振幅歪み,すなわち周波数選択性フェージングにより起こる瞬断について理論的に検討した。瞬断に対する帯域内振幅偏差の許容値は,各変調方式によりほぼ一定値となるため,許容振幅偏差の発生確率は瞬断率に相当する。振幅偏差の累積確率はレイリーフェージング発生確率と周波数選択性発生確率の積として表わされ,それが伝搬距離の2乗に比例することを示した。本手法による理論値は,実測値とよく一致した。同一回線条件でFM方式と瞬断率を比較すると,ディジタル方式の方が2倍以上高い値を示す。

概要 (英文)

INBAND AMPLITUDE DISTORTION DUE TO FREQUENCYSELECTIVE FADING CAUSES A HEAVY IMPACT ON DIGITAL MICROWAVE RADIO SYSTEMS. IN THIS PAPER,THEORETICAL RESULTS ON FREQUENCY SELECTIVE FADING OUTAGE ARE PRESENTED. IT IS SHOWN THAT THE CUMMULATIVE PROBABILITY OF THEINBAND AMPLITUDE DISPERSION,WHICH IS RELATED TO OUTAGE PROBABILITY,IS GIVEN BY A SIMPLE FORMULA,THE PRODUCT OF RAYLEIGH FADING OCCURRENCE PROBABILITY AND FREQUENCY SELECTIVITY OCCURRENCE PROBABILITY,AND THAT THE CUMULATIVE PROBABILITY IS PROPORTIONAL TO THE SQUARE OF PATH LENGTH.USING THIS METHED,THE CALCULATED OUTAGE AGREES FAVORABLY WITH THE PROPAGATION DATA.A COMPARISON OF OUTAGE BETWEEN FM AND DIGITAL SYSTEMS IS ALSO PRESENTED.

報告書年度

1982

発行年月

1983/08/01

報告者

担当氏名所属

芹澤 善積

電力技術研究所電子応用部電力通信研究室

竹下 信也

電力技術研究所電子応用部

キーワード

和文英文
ディジタル通信 DIGITAL COMMUNICATION
マイクロ波通信 MICROWAVE COMMUNICATION
フェージング FADING
信頼度 RELIABILITY
瞬断率 OUTAGE PROBABILITY
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