電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

※ PDFのファイルサイズが大きい場合には、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。 ダウンロードは1回のクリックで開始しますので、ダウンロードが完了するまで、複数回のクリックはなさらないようご注意願います。

電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

182006

タイトル(和文)

線形化電力システムの縮約(その2)-主成分分析による縮約システムの作成手法の開発-

タイトル(英文)

REDUCTION OF LINEAR DYNAMIC SYSTEM BY PRINCIPAL COMPONENT ANALYSIS (2)

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

(1)本論文では,大規模線形システムの低次元モデルを作成する新しい手法を提案した。その特長は,次のとおりである。1原大規模システムの各固有値に対する条件付縮約寄与度という概念を導入し,この値の大きい順に低次モデルの固有値として選定したこと。この結果,従来困難な問題であった固有値選定が合理的,容易に行なえるようになった。2上記の方法で選定された固有値を持つ低次モデルのなかでステップ状入力に対する定常出力が一致し,過渡出力が原系の過渡出力と最も似ているもの(最適縮約系)を構成する手法を与えたこと。(2)いくつかの問題にこの手法を適用し,その有効性を示した。

概要 (英文)

A NEW METHOD FOR REDUCING LINEAR DYNAMICAL SYSTEM IS PROPOSED. (1)THE NOTION CONDITIONAL DOMINANCE FOR EACH MODE OF ORIGINAL SYSTEM IS INTRODUCED,AND IS CLARIFIED BY A CONDITIONAL DOMINANCE MEASURE. DOMINANT MODES ARE CHOSEN IN DESCENDING ORDER OF VALUE OFCONDITIONAL DOMINANCE MEASURE. MODES CHOSEN ABOVE ARE RETAINED IN THE REDUCED MODEL (2)OPTIMAL REDUCED MODEL FOR STEP INPUT IS CONSTRUCTED WHICH HAS THE RETAINED MODES AND YIELDS EXACT STATIONARY RESPONSE. THE USEFULNESS OF THE PROPOSED METHOD IS SHOWN BY APPLICATION TO SOME MODEL,ONE OF WHICH IS A SYNCHRONOUS MACHINE CONNECTED TO AN INFINITE BUSBER.

報告書年度

1982

発行年月

1982/11/01

報告者

担当氏名所属

江口 正義

電力技術研究所電力システム部電力系統研究室

キーワード

和文英文
縮約 REDUCTION OF LINEAR SYSTEM
主成分分析 PRINCIPAL COMPONENT ANALYSIS
条件付縮約寄与度 CONDITIONAL DOMINANCE MEASURE
固有値 EIGEN VALUE
固有ベクトル EIGEN VECTOR
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry