電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

181040

タイトル(和文)

多孔管路布設ケーブルの熱放散改善策-アナログ熱伝導シミュレータによる解析結果(1)

タイトル(英文)

IMPROVEMENT OF HEAT DISSIPATION EFFICIENCY OF THE MULTI-DUCTS UNDERGROUND POWER CABLES BY THE LOW THERMAL RESISTIVITY BACKFILL -EXPERIMENTAL RESULTS BY THE ANALOGUE SIMULATOR-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

都市の発達につれて電力需要は増大の一途をたどっている。将来は都市の一変電所出口に20~30条の管路が集中すると言われている。ケーブルの送電容量はこの集中部の温度上昇で制限されることになる。本報告はこのような多条ケーブルの集中部に低熱抵抗のバックフィルを適用した場合の送電容量増大効果をアナログ熱伝導シミュレータを用いて解析した結果を記したものである。主な結果は以下の通り。・送電容量はバックフィルの適用巾を大きくすると増大するが,適用深さを増してもあまり増大しない。・多条管路の場合,バックフィルの適用による送電容量の増大は,適用しない場合の1.3倍以上にもなる。・前報で提案したバックフィル適用時の許容電流計算のための等価固有熱抵抗計算式を多条管路にも適用できるように改良して提案した。

概要 (英文)

THIS PAPER DESCRIBES THE EFFECT OF THE LOW THERMAL RESISITIVITY BACKFILL ON THE INPROVEMENT OF TRANSMISSION CAPACITY FOR THE MULTI-CABLE-LINES UP TO 32 DUCTS WITH THE ANALOGUE THERMAL CONDUCTION SIMULATOR. THE RESULTS ARE SUMMARIZED AS FOLLOWS:1)TO INCREASETHE WIDTH OF THE BACKFILL REGION IS MORE EFFECTIVE THAN TO INCREASE THE DEPTH UNDER THE SAME AMOUNT OF BACKFILL.2)THE TRANSMISSION CAPACITY OF THE MULTI-DUCT CABLES BURIED IN THE BACKFILL IS 1. 3 TIMES MORE THAN THAT OF CABLES BURIED IN THE CONVENTIONAL SOIL.(1)THE FORMULA WHICH IS RECOMENDED IN THE PREVIOUS REPORT,CRIEPI REPT.180062,IS MODIFIED TO CALCULATE THE EFFECTIVE THERMAL RESISTIVITY OF THE MULTI-DUCT CABLES.

報告書年度

1981

発行年月

1982/06/01

報告者

担当氏名所属

伊藤 哲夫

電力技術研究所送配電部電線路研究室

今城 尚久

電力技術研究所送配電部電線路研究室

キーワード

和文英文
電力ケーブル POWER CABLE
温度上昇 TEMPERATURE RISE
熱放散 HEAT DISSIPATION
シミュレータ SIMULATOR
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