電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

180073

タイトル(和文)

高温空気中の静電現象(その2)-コロナ放電特性からみた最適電極条件-

タイトル(英文)

ELECTROSTATIC PHENOMENA IN HIGH TEMPERATURE AIR GAPS (2) -DC CORONA CURRENT AND OPTIMUM CONDITIONS FOR E.P. OPERATION-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

電気集塵器の集塵効率向上を目的とする基礎研究として,常温から500〔℃〕まで温度調整可能な高温容器中で,放電電極の形状及びその数と間隔,並びに接地電極の面積と間隔を種々に変化させて直流コロナ放電特性を求めコロナ電力について検討した。主要な結果は以下の通りである。(1)コロナ電流が最大になる最適電極間隔は,放電電極が丸棒の場合で15~20〔cm〕,針付棒の場合で約10〔cm〕である。(2)線対平板電極系のコロナ電流の一般式を導いた。(3)高温の電気集塵器で正極性電圧で運転する方が集塵効率が上る領域が存在する可能性がある。

概要 (英文)

THIS STUDY REPORTS EXPERIMENTAL RESULTS OF CORONA DISCHARGE FEATURES,CURRENT CHARACTERISTICS AND FLASHOVER VOLTAGE UNDER THE AIR CONDITIONS FROM NORMAL TEMPERATURE UP TO 500 DEGREE BY USING VARIOUS SETS OF DISCHARGE ELECTRODES. THE MAIN CONCLUSIONS ARE AS FOLLOWS; 1 THERE EXISTS THE OPTIMUM SPACING OF DISCHARGE ELECTRODE WHICHGIVES THE MAXIMUM CORONA CURRENT. 2 AN EXPERIMENTAL EQUATION TO EXPRESS CORONA CURRENT IS PROPOSED FOR WIRE-TO-PLANE GAP CONFIGURATION. 3 THERE IS THE POSSIBILITIY THAT THE OPERATION OF ELECTROSTATIC PRECIPITATORS WITH POSITIVE DC VOLTAGE WOULD GIVE HIGHER EFFICIENCY THAN THAT WITH NEGATIVE ONE IN HIGH TEMPERATURE.

報告書年度

1980

発行年月

1981/06/01

報告者

担当氏名所属

出口 義博

電力技術研究所系統絶縁部放電研究室

杉本 勉

電力技術研究所系統絶縁部放電研究室

鈴木 俊男

電力技術研究所系統絶縁部放電研究室

キーワード

和文英文
静電気 STATIC ELECTRICITY
コロナ放電 CORONA DISCHARGE
フラッシオーバ電圧 FLASHOVER VOLTAGE
電気集じん器 ELECTROSTATIC PRECIPITATOR
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