電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

180070

タイトル(和文)

柏崎・刈羽地点の冬季雷撃電流の測定結果(その1)-昭和53~55年度の結果-

タイトル(英文)

MEASUREMENTS OF LIGHTNING-STROKE CURRENT AT KASHIWAZAKI-KARIHA IN WINTER SEASON (1) -RESULT OF THE OBSEVATION DURING THE WINTER SEASONS FROM 1978 TO 1980-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

本報告は,日本海沿岸の冬季雷観測の一環として実施している柏崎,刈羽地点の雷撃電流測定結果の第1報である。測定には新しく開発したオプトエレクトロニクスを利用した自動測定装置を用いた。この装置は発光ダイオード,ライトケーブル,受光ダイオード,増巾器,トランジエント・レコーダおよび,電磁オシログラフで構成されている。昭和53~55年度に20件の記録が得られ,その中7件が正極性の雷であった。測定された電流の最大値は,正極性が110KA以上,負極性で82KAであり,電流の継続時間は30ms以上に及ぶものが測定された。正極性雷撃は大きなエネルギーを有し,送電線の架空地線の素線切れを起す可能性のあることを示した。

概要 (英文)

THIS PAPER REPORTS THE MEASUREMENT RESULTS OF THE LIGHTNING STROKE CURRENTS IN THE WINTER SEASONS AT KASHIWAZAKI-KARIHAON THE JAPAN SEA COAST.THE CURRENTS HAVE BEEN AUTOMATICALLY MEASURED WITH AN OPTICAL-ELECTRO SYSTEM,WHICH IS COMPOSED OF A LIGHT EMITTING DIODE,A LIGHT CABLE,A PHOTO DIODE,TWO TRANSIENT RECORDERS AND TWO ELECTROMAGNETIC OSCILLOGRAPH. THE 20 RECORDS OF THE LIGHTNING STROKE CURRENTS,IN WHICH THE 7 RECORDS HAVE THE POSITIVE POLARITY,ARE MEASURED DURINGTHE WINTERS FROM 1978/79 TO 1980/81. THE MAXIMUM VALUE WAS MORE THAN 110KA FOR THE POSITIVE POLARITY AND 82KA FOR THE NEGATIVE POLARITY.SOME CURRENTS THAT CONTINUED FOR MORE THAN 30MS WERE MEASURED. THE POSITIVE LIGHTNING STROKE CURRENTS HAVE LARGE ENERGY AND POSSIBLY MAKE THE FEW ELEMENT WIRES OF THE GROUND WIRE BLOWOUT.

報告書年度

1980

発行年月

1981/07/01

報告者

担当氏名所属

岸嶋 勇

電力技術研究所系統絶縁部系統絶縁研究室

三谷 弘

電力技術研究所系統絶縁部系統絶縁研究室

井上 敦之

電力技術研究所系統絶縁部系統絶縁研究室

キーワード

和文英文
冬季雷 WINTER THUNDERSTOM
雷撃電流 LIGHTNING CURRENT
電流測定 CURRENT MEASUREMENT
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