電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

180038

タイトル(和文)

送変電設備への雷撃現象(その6)-上向き雷に対する高鉄塔の雷遮蔽-

タイトル(英文)

LIGHTNING STROKES TO TRANSMISSION LINES AND SUBSTATIONS (6) -NEW ESTIMATION OF SHIELDING EFFECT OF HIGH TOWERS AGAINST UPWARD LIGHTNINGS-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

本報告は,最近,日本海沿岸の冬季雷で話題となっている上向き雷に対する高鉄塔のしゃへい率を計算する手法を提案するものである。本手法は,現在利用できるかぎりの雷実測結果と大ギャップ放電の研究結果に立脚した一つの仮説である。主な結果は次の通りである。1.塔頂から雲底までの最短距離がそれぞれS1,S2の二つの鉄塔のうち,S2側に雷撃が発生する確率Pを導入した。2.上向き雷に対するしゃへい率は雷雲の位置,進入角によって著しく影響を受ける。3.しゃへい鉄塔の高さが増加するに従って,しゃへい率はほぼ直線的に増加する。4.下向雷と合わせて,年間の平均しゃへい率を具体例で示した。

概要 (英文)

THIS STUDY AIMS TO PROPOSE A NEW APPROACH FOR ESTIMATING SHIELDING EFFECT OF HIGH TOWERS AGAINST UPWARD LIGHTNINGS.THE APPROACH IS BASED ON AVAILABLE INFORMATIONS FROM OBSERVATIONS OF NATURAL UPWARD LIGHTNINGS AS WELL AS FROM STUDIES ON DISCHARGE PHENOMENAIN LARGE AIR GAPS. THE MAIN CONCLUSIONS ARE AS FOLLOWS: 1.THE PROBABILITY THAT THE UPWARD LIGHTNING IS MATERIALIZED FROM THE HIGHER TOWER OBTAIVED. 2.SHIELDING EFFECT OF THE HIGH TOWER SIGNIFICANTLY DIPENDS UPON THE POSITION AND THE APPROACHING DIRECTION OF THE THUNDER CLOUD. 3.THE SHIELDING EFFECT INCREASES ALMOST LINEARLY WITH THE HIGHT OF THE HIGHERTOWER. 4.THE SHIELDING EFFECT THROUGH A YEAR WAS INTRODUCED FOR THE UPWARD AND THE DOWNWARD LIGHTNINGS.

報告書年度

1980

発行年月

1981/04/01

報告者

担当氏名所属

鈴木 俊男

電力技術研究所系統絶縁部放電研究室

新藤 孝敏

電力技術研究所系統絶縁部放電研究室

キーワード

和文英文
上向き雷 UPWARD LIGHTNING
しゃへい効果 SHIELDING EFFECT
高鉄塔 HIGH TOWER
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