電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)
報告書データベース 詳細情報
報告書番号
179065
タイトル(和文)
電力系統の定態領域における振動現象
タイトル(英文)
概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)
電力系統の定態領域における振動現象を固有値法により解析し,種々の要因との物理的因果関係を明確にし,今後の安定度解析,対策の立案に関し大きな貢献をしている。(1)電圧変動率の大きな地点の負荷特性は振動の安定性に大きな影響を与える。(2)大負荷地点近傍の発電機AVRは,一般に負荷応動に起因する振動現象を抑制する効果がある。(3)近傍の発電機が加速中に負荷が減少し減速中に負荷が増大すると,振動は拡大される。したがって両者の変動位相関係は重要である。(4)通常,負荷端電圧は近傍の発電機動揺に対して遅れて追随し,負荷消費電力は負荷端電圧変動に対して進み位相で応答する。後者は負荷の動特性と呼ばれるが,これが振動の安定性に与える影響は従来考えられていたものより遙かに大きい。
概要 (英文)
報告書年度
1979
発行年月
1982/09/01
報告者
担当 | 氏名 | 所属 |
---|---|---|
主 |
長尾 待士 |
電力技術研究所電力システム部電力回路研究室 |
共 |
内田 直之 |
電力技術研究所電力システム部電力回路研究室 |
キーワード
和文 | 英文 |
---|---|
定態安定度 | * |
振動現象 | |
負荷動特性 | |
AVR | |
固有ベクトル |