電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)
報告書データベース 詳細情報
報告書番号
179030
タイトル(和文)
ボイド欠陥と部分放電パルス群の統計的性質の相関々係(Ⅰ)-絶縁体に囲まれたボイドの場合-
タイトル(英文)
概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)
部分放電特性量として印加電圧位相に対する平均放電々荷における歪度と尖度を導入し,従来から測定されている最大放電々荷や平均放電電流だけでは把握できなかった部分放電特性の微妙な差を定量的に論じた。実験はIGI(絶縁体-気体-絶縁体の構成)電極系に属する3つの電極系すなわちボイド電極,三枚重ね電極及びガラス電極なる電極系を使用し,それぞれの電極系における部分放電特性を比較検討した。その結果,どの電極系においても最大放電電荷は印加電圧に殆ど依存せずほぼ一定であるのに対し,歪度と尖度は電極系によりそれぞれ異なる印加電圧依存性を示すことが判明した。またボイド電極系においては,長時間課電によるボイド劣化にともなう部分放電特性の時間変化を測定し,電子顕微鏡によるボイド内表面劣化痕の観察を行った。その結果,直径2μm,深さ10μmほどの直円筒形ピットが多数分布している劣化痕を持つボイドも発見された。
概要 (英文)
報告書年度
1979
発行年月
1980/01/01
報告者
担当 | 氏名 | 所属 |
---|---|---|
主 |
岡本 達希 |
電力技術研究所系統絶縁部絶縁材料研究室 |
共 |
田中 祀捷 |
電力技術研究所系統絶縁部絶縁材料研究室 |
キーワード
和文 | 英文 |
---|---|
部分放電 | * |
ポリエチレンケーブル | |
絶縁劣化 | |
統計解析 | |
コロナ劣化 |